中学生のように幼稚でやたらいきがる子供相手の罵倒語のひとつです…
「厨房」(ちゅうぼう) とは、中学生の坊主 → 中坊 の、「誤変換当て字」 による罵倒語のひとつです。 略して 「厨」(ちゅう) とも。 もっぱら目上の人間 (大人) が、年下で子供っぽい人間 (幼稚だったり未熟だったり、でも生意気盛りで口だけは一丁前みたいな) を小ばかにする時に使う言葉で、「洟垂れ小僧」(ハナタレ小僧)、「ガキ」 といった感じの意味になります。
この他に、小学生で小坊=「消防」、高校生で高坊=「工房」、なんて使い方もありますが、もっとも頻出の激しいのが 「厨房」 になっていますね。 これはやっぱり、「2ちゃんねる」 などのネットの掲示板などで独りよがりの文章を書いたり、無知を棚に上げての逆切れ、「煽り」 や 「釣り」 に簡単に引っかかる未熟さなんかが、「生意気盛り」「やたら背伸びしたがり」「でも所詮子供…」 みたいなニュアンスとして、中学生あたりの年齢にぴったりマッチするからなんでしょうね。
また夏休みなんかになると、「リアル厨房」(本物の中学生) あたりが怖いもの知らず、我が物顔で掲示板あたりで自爆するケースが多いのも結構影響してそうです。 なお夏休みなどの長期休暇に2ちゃんねるなどに沸いてくる厨房を、「夏厨」 とか 「冬厨」「春厨」 などとも呼びます。 さらに 「厨房」 の 「厨」 ではなく、後半を取って 「房」 なんて略語で使う場合もあります。 略して 「C」 とする場合もあり、「CQ」(Cyuubou Quotient) は 「厨房指数」、「高CQ」 と云えば 「高いCQ」、すなわち 「厨房指数が高いやつ」 という意味になります。
また小学生と中学生を合わせた 「小中学生」 は、「焼酎」 なんて呼んだりします。 いずれもネット上の罵倒語、何かを叩くための侮蔑的な 「ネットスラング」 としては、もっとも古いもののひとつとなります。
接頭語、接尾語などとなって、様々な派生語が発生
本来は子供っぽい幼稚な発言や考えを持つ人を 「厨」「厨房」 と呼んでいましたが、罵倒語として意味が深く、また広がったことにより、ネガティブなレッテルとしてネットの世界ではとても登場する機会の多い言葉となっています。 意味も幼稚だ未熟だだけでなく、「何を考えているか分からない」「理解不能」「頭がおかしい」「バカ」「アホ」 といったシンプルな悪口の意味で使うケースが増えています。
また他の単語の頭や末尾に接頭語 (接頭辞)、接尾語 (接尾辞) となって組み合わされ、様々な派生語、関連語が生まれているのが、「厨」 の特徴です。 似たような使われ方をする言葉に 「DQN」、「ゆとり」 というのもありますが、バリエーションの豊富さ、ほとんど何にでも接続が可能な万能性において、「厨」 に勝る言葉はないのではないかと思います。
接頭語としてつく場合は、厨が主体の物品やその現象で使われる場合が多いようです。 例えば意思の疎通が不可能に近い、訳の分からない行動をとるサークルを 「厨サークル」 と呼んだり、しつこく何度も意味不明の内容が送られてくる 「厨メール」、My ルールが酷い上に他のサイトから作品や素材をパクってくる 「厨サイト」「厨ブログ」 などなど、枚挙に暇がありません。
一方接尾語となる場合は、何かに異常なこだわりをするような物品や現象で、使われるケースが多いようです。 例えばある掲示板のスレ (スレッド) で、「スレ違い」 の話題なのに繰り返し同じ話題で 「レス」 する人を 「○○厨」(例えばそれが 「ゲーム」 の話題だったらゲーム厨) と呼んだり、「荒らし」 避けのために 「sage 進行」 などで進んでいるスレッドに無意味に age で書き込む 「age厨」、アニメや映画などで、元ネタとなった原作がある場合、原作至上主義でアニメや映画などを執拗に罵倒、あるいはその関係者の誹謗中傷までする 「原作厨」 などがあります。
2ちゃん語、ネットスラングと云うより、一般の言葉状態に…
よく使われる表現ですし、ちょっとした軽口として見かける 「厨房」 ですが、タイミングによっては相手を本気で怒らせる場合も少なくないので、自分で誰かに宛てて使う場合は、使用法には十分注意しましょう。
なお特殊なものでは、厨房な主婦の合体語で 「厨主婦」→「チュプ」 なんてケースもあります。
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