もはや社会人の必需品となりつつある 「IDカードホルダー」
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| IDカード使うなら ネックホルダーが便利 (有明いく子) |
「IDカードホルダー」(ICカードホルダー) あるいはカードホルダーやパスケースとは、社員証や入館証といったカードを収納するためのケースで、大きな透明窓がついたり全体が クリア なプラスチック製のパスケースとなっているものです。
手で持ち歩く携行式の他、首から吊り下げるためのネックストラップがついているものもあり、現在は主にこちらを指すことが多いでしょう。 吊りカードホルダーやネックホルダーと呼ぶこともあります。 数枚単位で販売される安価な使い捨てのものから革製の立派なものまで バリエーション も豊富です。
IDカード は提示することで身分を識別 (ID) するためのもの、ICカードはその用途に加え電子的な機能 (ICチップ) を持ち、ICカードリーダーなどによる通信や処理が行えるものとなります。 ホルダー自体はおおむね両用であり、両者に違いはありません。
首から吊り下げる形がよく選ばれるのは、手で携行するホルダーに比べて対面者に身元を明示する必要がある場合に名札代わりになって便利だとか、認証端末にかざすために頻繁に出し入れするのが面倒だとか、うっかり自宅や社内に置き忘れると大変だとか、紛失を防ぐといったメリットがあるからです。 商品によっては ID・ICカードの他、裏面に何枚か入れられる名刺入れを持つものもあります。
単にカードホルダーと呼ぶ場合は、クレジットカードやポイントカード、名刺などをまとめて入れることができる手帳のような携行タイプ、パスケースの場合は公共交通機関の定期券やICカードを入れるものを指すことが多いでしょう。 また一部の ゲーム の世界では、トレーディングカードをまとめて入れるアルバムのようなケースを指すこともあります。 カードを 保護 するために一枚一枚を個別に入れる薄い保護フィルム状のホルダーはカードスリーブ (Sleeve) と呼びます。
エッチなマンガでは、ID・ICカードホルダーを使った演出も
ID・ICカードホルダーは一般のビジネスの場でも広く用いられますが、ある種の マンガ や アニメ などでは、会社員などの社会人がぶら下げる社員証はもちろん、学校 に通う生徒らの 生徒手帳や学生証、さらに運転免許証なども含め身分・本人確認書を身に着けた人物・キャラ の状態を指すための アイテム としても用いられます。
本人の身元を示すことで、心理的・社会的にも裸にして逃げ場のない状態を表したり、AV (アダルトビデオ) などでは AV女優らのプライベートを覗き見るような下衆な好奇心を喚起する演出として用いられることもあります。 人というのは不思議なもので、相手の個人情報を押さえたり 特定 すると、何らかの征服欲が満たされる部分があります。 そうした欲を感じない人でも、よく分からない相手に自分の個人情報を握られるのは嫌でしょう。 また 変態的 な性行為を伴う場に身分証がある状態に対し、ある種の 晒し者 感、捨札 (罪状書) や奴隷札を連想して、そこに何らかの加虐的 (あるいは逆に被虐的な) な興奮を覚えるような人もいます。 いずれも 肉便器・性欲処理係・性奴隷 の演出にしばしば用いられます。
親和性が高いのは、社員らに ID・ICカードを配布し、社内外の往来にそれが必須となっているそれなりの規模の企業に務める会社員でしょう。 とくにセキュリティが重視される IT 関連企業、大手企業の本社や大規模な支社・支局などでは、駅の改札口のようなゲートが入口に設置されるようになっています。 時代を下ると大学や高校でも同様の仕組みが導入されたり、部活で競技大会に出場するといった校外活動時に同様のホルダーを使う学校や イベント などもあります。 ちなみに幼稚園・保育園や小学校の場合は名札 (ネームタッグ) が、案内係といった特別な役割を持つ場合は 腕章 などがしばしば用いられます。
こういったホルダーは、ID・ICカードによる出社時のエントランスのセキュリティゲート、通用口、エレベーター、オフィスのドアの入退室や開錠・施錠、電子式タイムレコーダーによる勤怠管理の打刻が普及する以前は、あまり利用されていませんでした。 ただしカードホルダー自体は存在し、外出時におおむね紙製の社員証や 身分証明書 を挟みこんで使ったり、社外の人物が自分の 名刺 を入れたり、受付で手渡される入館証として首からぶら下げて社屋や イベント会場 といった建物内に入るために使うものでした。 社内でも必須のものともなったのは、セキュリティ強化が叫ばれ電子化が進んだ後のこと、おおむね2000年代に入るあたりからでしょう。
フリーランスだと自分の仕事を示すのは大変
会社勤めをしていないフリーランスの 字書き や 絵描き の場合、所属する会社の IDカードなどは当然持っていません。 なので ID・ICホルダーも名刺を入れて使うといった形が多いでしょう。 ネット の時代なら SNS の アカウント の プロフィール 部分を 印刷 したものを使うこともあります。
また絵描きにとっては自分で描いた イラスト や自分 オリジナル の キャラ はある意味名刺代わりです。 逆に有名な 作品 の 作者 でも、名前だけでは理解されず、作品名や キャラ絵 を見れば一発で 「あー」 となることも多いでしょう。
マイナー系 の出版社のパーティーとか 同人イベント を終えた アフター の二次会・三次会では、自作イラストを印刷した紙片を身に着け、ID・ICカードホルダーのように本人確認・識別用に使うこともあります。 そのある意味極致なのは、自分のキャラでお面を作って頭や顔に着ける 自キャラ面 でしょう。 エロ い 絵 やキャラだと少し恥ずかしいです。






