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情強/ 情報強者

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情報格差がある世界の勝ち組…「情報強者」「情強」

 「情報強者」(情強) とは、情報・通信の技術やインフラを存分に利用でき、質や量、速度的に優れた情報を得られる人、さらにそれらを活用する技術、高い ネットリテラシー を持つ人のことです。 情報インフラを文化的・経済的に活用できるかどうか、それによって情報が得られるか得られないかの格差を 「情報格差」(デジタルデバイド) と呼びますが、「情報強者」 は、ここで他者に対し優位性を持つ人という意味になります。

 またその 「情報格差」 で優位に立つことにより、「情報を持たない人」 に対して雇用や収入、社会的・文化的な優位性を保てる環境、あるいはそれが拡大傾向を示す人などもそう呼ばれます。 こういった考え方は、先進国で IT化 が急速に進み ネット の利用が広がる中で 情報弱者 (情弱) の救済や対策を探る中で生みだされ、提唱されるようになりました。

 一方日本では離島や一部の山間部、もしくは身体的なハンディキャップを除き、発展途上国のような目に見える大きな情報格差があまりないため、言葉としての意味は軽くなり、「お買い得情報を知っている」「ゲーム の裏技を知っている」 といった些細な話題でもネタとしてことさらに 「情報強者」 が使われるようにもなっています。

若者言葉、ネットスラングとして広がる中で意味も拡散

 こうした状況の中、「情弱」 が 「お前はそんなことも知らないのか、この情報弱者め」 のような、ある種の 「罵倒語」「侮蔑語」 としても使われるようになるにつれ、「情強」 にも本来の褒め言葉、尊称としての意味 (常に新しい情報を持っている、一般人が知らないような情報に精通している) の他に、ネト充 (ネットの中の生活が充実している、逆にいえばネットの外の現実世界は充実していない、リア充 ではなくネットの世界に逃げ込んでいる) といった自虐、侮蔑の意味もつくようになっています。

 その意味で、一部の 掲示板 などで使われる ネットスラング としての 「情強」 は、前後の文脈で全く違った意味でも使われる独特な言葉と云えます。 とりわけ (笑) を接尾して 「情強(笑)」 なんて表現する場合には、強い揶揄、侮蔑の意味があるといって良いでしょう。 これは2007年に大流行した スイーツ(笑) などと同じ使い方です。

 なお情弱、情強との略語が普及する中、その中間に位置する 「情中」 といった概念も生まれています。 略語を展開すると情報中者となり意味不明ですが、ニュアンスは伝わるのでそれなりに広まってもいます。

 また生まれて物ごころついた頃からネットのある生活を送っている、ネットが必需品となり、ネットのない生活が想像すらできない世代は、デジタル・ネイティブ と呼びます。 このデジタルネイティブを、そのまま情強として扱う場合もあります。 ちなみにこの場合の反意語は 「デジタル・イミグレイト」 になります。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2006年10月7日)
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