同人用語の基礎知識

〇〇から来ました

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2ちゃんねらが大挙して押し寄せる… 「〇〇から来ました」

 「〇〇から来ました」 もしくは 「〇〇からきますた」 とは、ネット掲示板 2ちゃんねる の特定の板や スレッド の利用者 (2ちゃんねら/ ねらー) が、2ちゃんねる内の別の板やスレッド、あるいは他の掲示板や コメント欄 のある ブログホームページ (ウェブサイト) など) へ訪れて コメント を残す際に 「2ちゃんから来ました」「〇〇板から来ました」 などと宣言する時に使われるフレーズ、ある種の ネットスラング です。

 なお 「また騙されたわけだが」 や 「バーボンハウス」 と呼ばれる嘘リンクを踏んでしまった場合にも、自己申告でどこから来たのかを 「〇〇から来ました」 といった文字列で書き込む使い方もあります (後述します)。

 対義語というか、この言い回しに対する返答的なフレーズは 「巣に帰れ」 になります。

「荒らしが来た」 の代名詞的な存在だった 「2ちゃんねるからきました」

 「〇〇から来ました」 といったフレーズは、当初はもっぱら 荒らし を目的とする人たちが 書き込み しがちな文字列と見なされていました。 「お前のことが2ちゃんで話題になってるから見に来たわ」「面白そうな スレ だと聞いたからここに書き込むわ」「これから 叩く んでよろしくな」 といった強い 煽りニュアンス を持って書き込まれることが多く、このフレーズにトラウマを持っている人も少なくないでしょう。

 一方、同じ2ちゃんねる内で他板や他スレに突撃する場合は、〇〇部分に自分のいた板 (常駐板) やスレを名乗るのが普通で、例えば 「ラウンジからきました」「VIP板からきますた」 といった言い回しとなります。 ただしある種の ネタ として、過疎っている不人気板や、やたらマニアックなマイナー板を名乗って笑いを取るようなケースもあります (これはバーボンで騙されて過疎板に飛ばされた人が飛んできた…のようなニュアンスもあります)。

 これら一連の行動は 「出張」 と呼び、多数の出張組が突撃先に 常駐 し板やスレを占拠した、主導権を握った場合は、しばしば既存の住民に対する侮蔑や 勝利宣言 の意味を込めて 「植民地」 と呼ばれます。

単なる自己紹介代わりや、ネタとして面白い場合も

 フレーズ自体は普通の日本語であり、また使い勝手も良いので、こうした言い回しが広がると、荒らし行為を意図しない普通の言い回し、単なるネット用語としての 「〇〇から来ました」 や 「出張」 も頻出。 例えば何らかのネット上の お祭り が発生し、2ちゃんねる全体で盛り上がっている場合には、そのお祭りの本拠地となる板のスレッド (本部スレ) に 「お祭りを盛り上げるために〇〇板からはせ参じました」「応援に来ました」 との意味で使うことも多く、必ずしも荒らしだけが使う言葉だというわけではありません。

 その後、動画サイト のニコニコ動画などで、動画を見た後におすすめされた動画に移動する際にもこの言い回しが 「さっきまで見ていた〇〇動画からこちらにきました」 のニュアンスで流行。 こちらにも悪意はないものの、それがネタとして面白みのないものであれば、「お前がこの動画の前に何を見ていたかなど興味ないわ」 といった冷ややかな反応になりがちな コメント でしょう。

騙されてバーボンハウスに飛ばされた場合は…

 2ちゃんねるでのちょっとしたお遊びに、「バーボンハウス」 という 書き込み スタイルがあります。 興味を引く何やら面白そうな スレタイ (スレッドタイトル) にスレの URL を貼り付けて リンク で誘導し、期待してリンク先に飛んだら 「嘘でした」 となるものですが、その際にどの板から来たのかを書き込むケースがあります (バーボンスレでそう書くよう促されます)。

「◯◯が来るぞ〜」 の場合は…

 似た言い回しに 「◯◯が来るぞ〜」 があります。 これは 「このままでは何か恐ろしい物がやってくるぞ」 …というニュアンスを込めた煽りとして使われるフレーズで、例えば2ちゃんねる最強とも呼ばれる 「鬼女」(既婚女性) の場合は、「鬼女が来るぞ〜」 となります。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2007年7月19日)
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