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掲示板やチャットの花形ジャンルのひとつ… 「実況」

 「実況」 とは、現実そのものの状況のこと、そしてそれを外部に向けて発信する 「実況中継」 や 「実況解説」 の後半部分を抜いた略語のことです。 よく耳にする実況がつく言葉にはこの他、実況見分 (事件や事故が起こった現場で、当事者立会いで調べ確認すること) などもありますが、ネット の世界で実況と云えば、通常は 「実況中継」 や 「実況解説」 のことを指します。

 掲示板チャット などでは、もっとも古くからあり人気がある カテゴリ のひとつで、パソコン通信 の時代には、アニメ や映画、スポーツ中継やその他のテレビ番組、ラジオ番組などを視聴しながら、チャットなどで ネトモ とあれこれ感想を云いつつ、リアルタイムでネットに実況書き込みがされていました (ただし当時はネット利用のための通信費がバカ高かったので、その後の インターネット の時代のような気軽さはありませんでしたが…)。

 その後はテレビ番組以外にも、ゲーム (とくにオンラインゲームが多い) をプレイしながらその様子を中継で書き込みしたり、株式市場や為替相場など刻一刻と情報が変わる ジャンル で実況がされたり、素人がピアキャスなどで配信するネットラジオ (ネトラジ) を中継したり、さらには掲示板などへの書き込みではなく、自分もピアキャスやポッドキャストなどを使い、ネトラジの実況中継のネトラジを配信するケースもあります。

 友人らと同じテレビを見ながら実況をするのは、友達と一緒に映画を見たり、家族とお茶の間でテレビを見るのと同様に楽しいものです。 一方、他人がプレイしているゲームの実況中継を見て何が楽しいのか…と、こうした事情や文化に疎い人は思いがちです。 しかし配信者の個性、キャラクター が立っていたり、何かしらのお題を持ってプレイしたり (ゲーム○○を初めてプレイする、 にゲーム○○をプレイさせてみた、など) と、単なる実況ではなくアイデアや趣向を凝らしたものも多く、雛壇芸人が出てくるだけのクイズバラエティーなどより、よほど面白い場合が少なくありません。

 なおゲームの実況やプレイ記録を元に 二次創作 がされる場合もあります。 この場合は、リプレイ ものなどと呼びます。

特殊なニコニコ動画の実況

 動画共有サイト、ニコニコ動画 (ニコ動) の実況の場合は、ちょっと特殊です。 通常の実況は参加者が全員リアルタイムで同時に参加するものですが、ニコ動の場合は、うp された動画を、参加者はそれぞれ異なった時間に、動画の再生経過時間 (タイムライン) にそって、コメントとして レス をするからです。

 その後ニコ動では、リアルタイムの配信なども行われるようになりましたが (ニコ生)、アップロードされた動画のコメントについては、擬似実況、擬似リアルタイム実況といった独特のスタイルと文化が確立しています。

爆発的に増える Twitter による実況、「アキバなう」

 一方、2008年頃から日本でも爆発的に利用者が増えたミニブログ、Twitter も、その後の実況の世界に、なくてはならないものと云えるでしょう。 こちらは書き込み文字数に140文字という制限があるものの、一行程度の短文が元々多かった実況のスタイルにはむしろピッタリで、同じテレビ番組を観ているユーザーと実況を共有するための ハッシュタグ が作られたり、大きな盛り上がりを見せています。

 また特筆すべきは、モバイルツールを利用した 「いま自分はここにいる」「現場はこうなっている」 といった、出かけた先の文字通りの実況中継に適したサービスである点でしょう。 それ以前にも、トランシーバーとISDN公衆電話を使ったパソコン通信での実況や、携帯電話を使った2ちゃんねるや実況ちゃんねるへの書き込みがなかった訳ではありませんが (というか、結構いたw)、これ以降は一般人も巻き込み、ほとんど無数の実況中継がネットでなされるようになっています。

 一方で、コミケ など膨大な人間が集まり、しばしば携帯電話などの電波のキャパシティを超える通話が発生してつながりにくくなる大規模な イベント同人誌即売会) での 会場 入りしての実況などでは、通信帯域確保のため、しなくて良い中継はしないように…との、任意の自粛がされる場合もあります。

ほとんどの掲示板で 「実況」 は禁止です

 2ちゃんねる をはじめ、おたく系 の人が集う掲示板やコミュニティはたくさんありますが、短時間に膨大な書き込みが集中的に発生する実況書き込みは、ほとんどの板で禁止となっています。 書き込みの負荷でサーバやサイトが 落ちる からですが、どうしても実況を行いたいのであれば、避難所 や実況専用の掲示板などが用意されていますから、その用途ではない掲示板では、絶対に実況をしないようにしましょう。

 ちなみにネットの世界で極めて人気がある作品や、大事件、事故が起こった時、話題のスポーツ中継などがあると、専用の実況系掲示板ですら書き込みの極端な 加速 で落ちてしまったりします。 中でもスタジオジブリの 「天空の城ラピュタ」 は危険で、劇中で登場人物がしゃべる 「バルス」(滅びの呪文) のシーンが来ると、掲示板の大勢の参加者が一斉同時に 「バルス」 と書き込み、そのあまりの負荷から毎度2ちゃんねるそのものが落ちる事態となり、「バルスは2ちゃんの滅びの呪文」 とすら呼ばれています。

パソ通時代の中継の思い出…

 この 「同人用語の基礎知識」 サイトを運営している 同人サークル は、パソコン通信時代の NIFTY-Serve のアニメ 「美少女戦士セーラームーン」 のレンタル掲示板から派生したのですが、そのサークル 《ぱら☆あみ》 では、毎週土曜のテレホタイムを中心に、ずっとチャットを行っていました (セーラームーンは土曜の夜に放映していました)。

 セーラームーンの最終回放映は第200話 「うさぎの愛!月光銀河を照らす」(1997年2月8日) でしたが、もうすっぽんぽんフライングうさぎ見ながら、涙でぐしゃぐしゃになりながらキーボード叩いてましたよ…(´;ω;`)。 きんもーっ☆、でもそれがいい…。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2002年11月18日)
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