同人用語の基礎知識

フォトショップマジック
無限の可能性をあなたに

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ほとんど別人状態にまで修正加工された写真…

 「フォトショップマジック」(Photoshop Magic) とは、写真などにありえないレベルの修正を加えて、被写体となっているモデルさんなどを極端に美化すること、あるいはそうなっている状態の画像類のことです。 「無限の可能性をあなたに」 とも呼ばれます。

 「フォトショップ」 とは、Adobe 社 (アドビ社) より発売されている、写真や画像などの編集加工用のアプリケーションソフトウェア Photoshop のことです。 この種の画像レタッチソフトはたくさんありますが、「Photoshop」 の人気が高く事実上の標準ソフトともなっていましたので、写真だけでなく 2次元キャライラスト などでも、昔から使われている言葉でした。 その時は、各種フィルターや特殊効果でイラストの見栄えをよくすること、「手抜き技」 みたいな意味でもあったんですね。

 その後、このソフトを使って コスプレ 写真などを加工して見栄えをよくするケースが続出。 これも昔からありましたが、近年は 「まるで別人」 のようなものまで出てきていて、それを揶揄するような言葉ともなっています。

「無限の可能性をあなたに…」 極端な画像修正が話題に

 元々はプロ用だった 「Photoshop」 ですが、以前に比べるとかなり低価格になってきたこと、さらに1万円ちょっとで購入ができる廉価版の 「Photoshop Elements」 が登場したこと、また 「パソコンを持っているのが当たり前の時代」 になったことにより、「ネットアイドル」(ネトア) や コスプレイヤー の女性らが自分で自分の写真などを加工をするようになり、一気にその数が増えたようです。

 初期の頃は、明るさやコントラストを調整してシワやシミを隠す、軽く縮小をかけて、太っているのをスリムにする…なんて程度でした。 技術的に難しかったこともありますが、「別人にしてしまっては意味がない」 という意識も、ご本人らに結構強くあったようです。 が、時代を経るにつれ、画像の一部を切り貼りして、胸を大きくする、目を大きくする、あごのラインをシャープにする、足を長くするなどなど、造形そのものも大きく変更するように。

 写真などをキラキラさせる 「デコ写」 の流行や、また 「コスプレ」 も作品ならばそれを撮影した 「コスプレ写真」 も作品、だったらいくら修正しても、それは作品作りのプロセスだ…といった考えが、かなり浸透していることもあるようです。 人によっては苦手に思う人もかなりいるようですが、当人たちは別に見る人を欺こうなどとは思っておらず、「かわいくしたいだけ」 なんて素朴な理由だったりもするようです (そうでない人もいますが)。

 これらの流れを受けてか、ネット で拾った適当なコスプレ写真を、「これを職人の手で美少女にしてくれ」 的な遊びも登場。 デザイン関係の仕事をしているような人がありえない職人技を発揮して 「無限の可能性」 を提示。 後に、この種類の写真をまとめた画像が出回り、「無限の可能性をあなたに」(Photoshop CS3 のキャッチコピー) などと揶揄されるようにもなっています。

 ちなみにテレビなどで活躍しているタレントの写真などももちろん加工されています。 顔をいじったりもありますが、例えば洋服のシワを美しく整える、袖や襟の形や影を整える、背景の余計なものの写りこみを消すなど、タレントさんご本人はもとより、写真のフレーム内の全てを整える場合が大半です。

 また写真修正がとりわけすごいのは、アダルトビデオのパッケージ写真や、性風俗の女性らの写真などでしょうか。 「ありえない化粧をした上に、ありえない画像加工までするのかよ」 と、だまされた男性は驚くようですw 目の修正などは、ほとんど写真というより に近い感じです。

そもそも 「Photoshop」 って名前が 「写真屋」 ですから…

 これら画像の修整は、元々昔からある街の写真屋さんがネガフィルムの現像や焼付けを行う時に、それなりにやっていたことでした。 「Photoshop」 もそもそもは、そのソフト名で分かるようにこれらを行うアプリケーションソフトなのですが、写真屋さんが 「お見合い写真」 などを本人より良く見えるよう 「修正」 を行うその妙技を、「Photoshop」 や 「パソコン」 を使った修正では、さらに簡単に高度に行えるようになります。

 結果、被写体となっている人物の欠点を隠したり、ありえないほど美化したり、ほとんど原型が分からなくなるまで仕上げる人も現れました。 アイコラ のように別人の顔や体を使うわけではありませんが、部分的に縮小したり拡大したり、伸ばしたり縮めたりで、まるで別の写真、別の人間になっている場合も少なくありません。

プリクラで磨いた被写体テクニックと併用

 また 「プリクラ」、後には携帯電話のカメラ撮影 (写メール) などで女の子たちが身に着けた写真に写る際の様々なテクニックも併用すると、さらに攻撃力は倍増します。

 代表的なものに、顔の両側でピースサインをする、顎を引く、複数人で写る時に後ろ側にいく (小顔に写る)、カメラに向かっておでこや目を近づけ上目遣いにする、目を見開く (目が大きくパッチリと写る)、体を斜めにする、カメラ正面側の肩を下げる、両手を体の前方に伸ばす (体が細く見える)、足を前後で重ねる (足が細くスッキリして写る)、首をかしげたり口を半開きにしたり、 をちょっと出し気味にする、アヒル口 とか 寄り目 にする (色っぽく写る)、両肩を上げたり、腕を体の脇で寄せるようにする (鎖骨のラインが美しくなる、胸が大きく写る) などがあります。

 実際は、ギャルのプリクラ撮影などと違い、「コスプレ」 関係ですとポーズも限定されますし (コスプレするキャラクターの決めポーズや、そのキャラがしそうなポーズでないと決まらない)、特異な造形のコスチュームですと、それ自体が目の錯覚を誘うものもあるのですが、萌えキャラなんかですと、こうした 「ギャルテクニック」 も効果を発揮するようです。 「ネットアイドル」 の活動も行っている女性などは、ある種 「写真写りの達人」 ともいえるでしょう。

 ちなみにプロやハイアマチュアのカメラマンなどと違い、照明設備を持たない人の場合、撮影場所の光源で写真写りを工夫するなんてのもあります。 例えば飲食店や居酒屋などでは暖色系でやや暗い照明なので、温かみがあり色っぽい写真になりますし、百貨店やスーパーの照明なら、寒色系でコントラストのはっきりした写真に写ります (顔を上に向けて撮れば、いわゆる 「白飛び」 のように、顔の一部が光で飛んだような写真になります。

 店舗内のカメラ撮影などは原則として禁止しているお店が多いものですが、可能な場所であるならば、マナーに気をつけながら色々と試してみるのも楽しそうです。 意外な作品が撮影できるかも知れません。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2001年11月13日)
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