同人用語の基礎知識

オーラロード
オーラロードが開かれた

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「オーラロードは開かれた」 アタックアタックアタック! 俺は戦士

 「オーラロード」 もしくは 「オーラロードは開かれた」 とは、もっぱら 「目覚めた」「覚醒 した」 といった意味で使われる言葉です。 ただし ネット の一部の 掲示板 などで、他人に対して使われる場合には、掲示板上で何かと戦い、常軌を逸した言動を繰り返すような人を指して 「あっちの世界へ 逝って しまった」「遠い世界に旅立った」 といったような、揶揄・嘲笑の意味で使われる場合が大半です。

 似たような使われ方をするものに、「聖衣 (クロス) を受け取った」「コスモ(小宇宙)が熱く燃え上がる」(いずれも 「聖闘士星矢」 に由来) などもあります。

「オーラロード」 元ネタはアニメ 「聖戦士ダンバイン」

 「オーラロード」 の 元ネタアニメ 「聖戦士ダンバイン」(日本サンライズ/ 名古屋テレビ系列/ 1983年2月5日〜1984年1月21日) の劇中設定、及びそれを基にした主題歌のフレーズ、「オーラロードは開かれた」 を由来とします。

 この作品は、生体エネルギー 「オーラ力(ちから)」 によって作られる中世ヨーロッパ風の陸と海の間に存在する異世界、バイストン・ウェルを舞台に、ひときわ強い 「オーラ力」 の持ち主によって操作される人型戦闘用ロボット 「オーラバトラー」 による戦いと覇権争いを描いていました。

 ただし完全に異世界でのみ話が進むわけではなく、普通の人間が住む地上世界と密接なつながりがあり (通常は人が死ぬと輪廻の準備のため、魂の休息と修練を得にこの世界へ行く)、またその中で、戦いを有利に進めるために、「極めて強いオーラ力を持つ地上人 (生きた普通の人間)」 を地上世界から異世界へ召還するようになり、そのための 「架け橋、通り道」 が、「オーラロード」 なのでした。

ネットで 「見えない敵」 と戦う 「聖戦士」 を揶揄して…

 こういった覚醒 (正確にいうと覚醒とはちょっと違いますが) にまつわる 設定 やセリフ、言葉はアニメや マンガ にたくさんありますし、それぞれの ファン が自分の好きな作品のシーンを元ネタとし、「目覚める」「意欲に燃える」「やる気を出す」「決意する」 なんて意味の比喩として、こういった言葉やセリフを当てはめて使うケースはとても多いものです。

 そんな中で 「オーラロード」 が比較的ネットのあちこちで見かけられるのは、2ちゃんねる などの巨大掲示板などを舞台に、やたらと使命感に燃えて敵対勢力や 工作員 などと戦う人たちの一部 (ゲハード における各ゲームハードのファンとか、政治的な話題におけるプロ市民とネトウヨなど) を、異常な使命感を持ち見えない敵と敢然と戦う 「聖戦士」 だと揶揄するようになったからです。

 「聖戦士」 といえば 「ダンバインだろ」 となって、「あいつもついにオーラロードが開かれたようだ」 などと冷やかしで使うようになりました。 ちなみに 「オーラロードが開かれた」 というフレーズの元ネタで名曲として名高い 「聖戦士ダンバイン」 の主題歌ですが、この部分は曲の冒頭部分となり、「開かれた」 は1番の歌詞となります。 2番は 「オーラロードを貫いて」、3番は 「オーラロードが揺れ動く」 です。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2009年4月12日)
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