同人用語の基礎知識

逝ってよし

トップ 同人用語 項目一覧 逝ってよし

インターネット初期の典型的なネットスラング… 「逝ってよし」

 「逝ってよし」 とは、「死ね」(死んでくれ、死んでもいいよ) なんて意味の言葉です。 意味は 氏ね などと一緒です。

   ____∧∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 〜' ____(,,゚Д゚)< 逝ってよし!
   UU    U U   \________
ギコ猫が喋る定番の 「逝ってよし!」 AA

 ネットスラング も何も、ちょっと風変わりながら普通の日本語ではあるのですが、1999年頃より ネット上の 掲示板 で頻繁に使われるようになり、とりわけ ネット で人気を博していた猫の アスキーアート (AA) である 「ギコ猫」(ギコ・ハニャーン) が喋るタイプのものは使い勝手も良く頻出。

 当時隆盛を極めた、いわゆる アングラ系 の掲示版を象徴するような、インターネット 初期の典型的で代表的な 「ネットスラング」 の一つともなっています。

誤変換ネタとAA

 ちなみに 「逝く」 という漢字は、それ以前の パソコン通信 の時代から、誤変換当て字 のネット用語としてもお馴染みのものでした (「行く」 を 「逝く」 にして、「イベントに逝ってきました」 なんて感じで使います)。

 この言葉が生まれた頃、パソ通時代の NiftY-Serve で1995年に 運営 を開始していた 「あやしいわ〜るど」 がインターネットに進出し、「あめぞう」、そして 2ちゃんねる などが前後して登場、パソ通文化を継承しながらも、新しいネット文化が始まった時代でした。

 2000年代も中ごろともなると、さすがに 「逝ってよし」 もあまり使われなくなりましたが、ネットスラングの歴史を振り返る時、香具師漏れ などと共に、けっして無視することはできないビッグキーワードの一つが、この 「逝ってよし」 でしょう。

Twitterこのエントリーをはてなブックマークに追加FacebookLINEGoogle+

関連する同人用語・オタ用語・ネット用語をチェック

(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2000年12月20日)
破線
トップページへページの先頭へ

トップ
 旧同人用語メイン
 同人用語辞典 収録語 項目一覧表
 同人おたく年表
 同人関連リンク
 付録・資料
サイトについて
書籍版について
リンク・引用・転載について
閲覧環境
サイトマップ
のんびりやってます
フッター