奥付にほの見える、同人作家の悲痛な叫び(笑)
「奥付」 とは、「同人誌」 など書物の最後にある、発行元サークル名や発行者名、「発行日」、版数、刷数、印刷所、連絡先などなどを記載したところです。 「奥付」 のほか、「奥書」 とも呼びます (本来は奥書が正しいです)。
こんな感じで掲載されています。
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とくに書き方の決まりがある訳ではありませんし、別に 「奥付」 自体も必ずなくてはならないと云うものでもありませんが、自分の著作物に最低限の責任を持つためにも、著作者名と発行サークル名、連絡先くらいはあった方がいいでしょう。 印刷所名も、ほかの作家さんの参考にもなりますので、書いておいて損はありません。
ところで 「奥付」 につきもののこの印刷所名、「○○印刷」、あるいは 「○○印刷さまっ」 あたりなら何て事はありませんが、中には 「○○ミラクルスーパー印刷さまっ」 とか、「安くて丁寧! ○○印刷さまさま
これってやっぱり、締め切りで相当迷惑を掛けたんでしょうね…(笑)。
なお 「奥付」 という言葉自体は、「本の最後のページ」 といった意味で、本来はこれらの奥書そのものを示す言葉ではありません。 しかし大半の書籍がここに奥書を入れているので、ほぼ奥付=奥書 となっています。
女性サークルさんは、奥付には注意が必要だと思います…
なお 「奥付」 に記載の連絡先の記述に関しては、前出の説明と矛盾するようですが、とくに女性作家さんの場合などは、掲載に当たってのちょっとした検討は必要かと思います。 最近では色々とストーカーまがいのイヤな噂も聞きますので、例えばどうしても必要ならEメールのみ書くなどの方法は、考えてみても良いかも知れません。 通販などの関係もあり、同人関係者が住所氏名の秘密を守るのは至難の業なんですけれど…ね。
まぁ 「同人誌」 などの印刷物は、作者の手を離れてずっと残ったりしますし、とりわけ 「1人住まいをしている」、「実家に住んでいる」、あるいは勤め先その他が住所でバレバレの 「社宅に住んでいる」 なんて場合は、万が一の場合取り返しのつかない迷惑を蒙る可能性もあるので、十分に注意する必要があると思います。 また二次創作は 「著作権」 的にはグレーゾーンですから、こちらも気になる向きは奥付の住所などをサイト URL やメールアドレスだけにするなどしても良いでしょう。
なお通販の場合、お金のやり取りがあるのですが、郵便の振り替え口座などではサークル名や屋号 (本名でない別名) での受付を行っています。 そのサークルが活動を行っている実態のあるものだと証明出来れば (サークルの正式名称や所在現住所、代表者名、運営規約、会員名簿などを一枚の紙に箇条書きしたものなど)、それほど面倒な手続きを必要とせず、口座開設が可能なようです (活動の証拠となる同人誌やペーパーを持って郵便局員さんに尋ねれば、規約と提出書類の書き方などを教えてくれます)。
ちょっと大きな郵便局では、同人関係の問い合わせはそれなりに多いようですし、通販を行うようになると、郵便小為替の取り扱いなどで、後々お世話にもなるでしょう。 暇な時間帯に郵便局員さんに相談してみても良いと思います。 なお銀行口座の場合、別名での口座開設はかなり難しい上に、振込みなどの手数料が高く、あまりお勧め出来ません。 まぁ学生時代の知人が行員をやってるなんて人なら、相談してみてもいいかも知れませんがw。
ちょっとした連絡事項の伝達場所としても
そういえば、ヤフーオークションなどで同人誌が高額で転売されるなんて事態が頻発していますね。 初めっから転売目的で人気大手サークルの限定本なんかをまとめ買いする業者やセミ業者が横行しているのに業を煮やしたサークル関係者が、この 「奥付」 に 「オークション出品禁止」 なんて書き込みしているケースは最近増えているようです。
オークション禁止と云ったところで、転売目的で購入している人たちは、そんな注意書きやお願いなんか聞くわけがないですし、あまりに命令口調のものだと、サークルの純粋なファンでサークル側の意思を尊重するつもりの人でも、ちょっと違和感を覚える事もあるようです。 たかが 「奥付」、されど 「奥付」。 巻末の1ページだけでも、様々なことが見えてくるものですね。

