同人用語の基礎知識

ROM/ ROMる

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5年 ROM しろと云われて5年ぶりに書き込みました…><

 「ROM」(ロム) とは、ネット上の掲示板などの書き込みに参加せず、他人の発言や過去ログなどを読むだけの人、もしくは読んでいることを指します。 読むことは、「ROMする」「ROMる」 などと云います。

 言葉としては、「Read Only Member」 の略語で、「ROM」 となります。 「読むだけの人、メンバー」 と云うわけです。 言葉として使われるようになったのは 「パソコン通信」 の時代で、フォーラムやシグ、会議室や掲示板などで何の発言もせず、ただひたすら他人の書き込みや情報を読むだけの人を揶揄して使う言葉でした。

 その後、レスや発言などで参加できない人が、へりくだって 「しばらくROMします」 などと使うケースが多くなり、「読むこと」 それ自体の意味を持つようになっています。 転じて 「ROMってろ」 などは、発言するな、黙ってろという意味で使われるようにもなりました。 ちなみに 「レス」 とは、「Response」(レスポンス) のことです。

情報を受け取るだけでなく、発信するという互助の考え方

 「パソコン通信」 や 「インターネット」 の世界の不特定多数の人間が出入りするコミュニティでは、「情報」(書き込み内容) を一方的に受け取るだけではなく、自らも情報を発信し、互いに助け合うのがマナーとされます。 誰もレスや発言をしなければ、その掲示板なりコミュニティなりが成り立たないのですから、これは当然です。

 しかし一方で、ろくに会議室や掲示板の書き込み内容を読まず、従ってその場で過去に出ている話題 (既出ネタ) を無意味に繰り返すような発言をする人もいて、これはこれで迷惑です。 とりわけ 「パソ通」 の時代は、参加者は1分間いくらの課金や電話代を払って接続している訳ですから、同じ内容を二度ダウンロードするのも無駄ですし、読むのも二度書き込むのも無駄になります。

 「しばらくROMれ」(しばらくログの読みに徹して会議室の空気や雰囲気をちゃんと理解した上で書き込め) とか、「過去ログくらい読め」 ってのは、それなりに意味のある 「マナー」 のひとつだと思います。 ただしこれらは掲示板やコミュニティによって温度差もありますし、歴史や人気のある会議室などでは過去ログも膨大で調べ切れなかったり、既出だったとしてもあまりに昔に出ただけなので、状況も変わったし改めてまた…ってのにも意味もあったりしますが。

 ちなみに 「ROM」 よりさらにマナーの点で問題があるのは 「DOM」(Download Only Member) と呼ばれます。 他人の作ったデータやソフトウェアを無言でひたすらダウンロードだけして、一切の反応 (感謝のレスや感想など) をしない人がこう呼ばれます。

 こちらの場合は、「ROM」 同様に前述した 「互助の精神」 に反する上に、「パソコン通信」 の時代には、しばしば回線を独占 (草の根の小規模なパソコン通信ホスト局の場合、DOM が接続しっ放しで居座ると、他の人が接続できなくなったりします) するため、かなり迷惑がられていましたね。

コンピュータ用語で、Read Only Memory ってのもあります

 なお 「ROM」 には、「Read Only Memory」(読み込み専用のメモリー (記憶媒体)、例えば書き込みのできない CD-ROM や DVD-ROM) というものもあります。 読み込みも書き込みもできるメモリーは、「RAM」(Random Access Memory) と呼びます。 本来はこちらの意味が正しく、これをもじって使われるようになったのが 「ROMる」 になります。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2000年10月18日)
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