全てのレスに再レスをつけ続けると…
「全レス」 とは、「全てのレス」 の略語です。
レス とはレスポンス (Response) のことで、ネット の世界では 掲示板 などで発言 (アーティクル) などを書き込みすることをそう呼びますが、「全レス」 では、このレスの全てという意味になります。
例えば掲示板に500個の書き込みがある場合、全レスはこの全てのレスとなり、「全レス読め」 とか 「全レス読んだ」、「全レス追っかけた」 などは、500個全ての書き込みに目を通した意味となります。
一方で、他人が書き込んだ全てのレスに再びレスを返すこと、書き込みに返答の書き込みをすることを 「全レスする」 という使い方もします。 一般的にこれらの行動は問題行動とされていることもあり、ネット上でことさらに 「全レス」 と触れられる場合には、こちらの意味で使われるケースが多いでしょう。
無意味に掲示板やスレッドのスピードが加速、似たようなレスの大量生産…
一般的には、後者の意味での 「全レス」(全てのレスにレスを返す) のは避けましょう…ってな雰囲気がネットの世界では昔から強いですね。 まぁ個人のウェブサイトに設置された掲示板やコメント欄などで、訪れた利用者 (ユーザ) が書き込んだレスやコメントには、管理人として反応を返したいと思うのは当然でしょうし、レスを返される側もうれしく感じる場合が多いのでしょうから、こういった場合には問題はありません。 しかし情報交換などを目的とする掲示板や、「あめぞう」 や 2ちゃんねる のような膨大な不特定多数の利用者が訪れる掲示板などでは、避けましょうという空気が結構強い行動です。
ひとつには、例えば同じような内容の書き込みがあるなら、なるべくひとつにまとめるとか (ただし 「まとめレス」 には 「まとめレス」 の問題もあるので、代表的な1つの発言にレスをする形が良いでしょう)、過去に類似の書き込みがあるなら スルー するべきとか (他の利用者、それも過去ログをちゃんと読んでいるまじめな利用者が、同じ内容を何度も読まなくてはならないなどの不便を受ける)、無駄に掲示板やスレッドの書き込み頻度を加速させるのを避ける取り組みや考え方として、パソ通 の時代から様々模索されてきた点があります。
また有益だったり面白い発言のみにレスをつけていれば、有益だったり面白い発言、話題だけが伸びていくという考え方もあります。 逆につまらないレスは無視することで淘汰され、全体としてその板なりスレなりのレベルやクオリティがあがって行くという理屈ですね。 とりわけ単なる 荒らし や 釣り のレスにまで反応するのは、それが荒らしに対する反論であっても場の空気を悪くし相手の思う壺にはまる点で、「荒らしと同じだ」 と、強く批判される場合が少なくありません。
さらに複数の全レスする人がいると、他の参加者もそれに釣られる傾向があり、時間がなくて全レスを返せない人が近寄りにくい雰囲気、空気になってしまう問題点もあります。 そうした人が有益だったり面白い話題を持っている場合、その掲示板なりスレなりにとっては大きなマイナス要因です。
全レスせざるを得ない状況にある人
もうひとつの問題点としては、おしなべて 「全レス」 する人の書き込みが 「つまらない」 場合が多い…ってのもありましょうか。 「どうでもいいレスが無視できないような生真面目な人のレスは面白くない」 …ってのもあるのですが、しばしば 「全レス」 する人が、「必死」 な状態である場合が多く (自分以外の大勢の参加者から反論や非難を受けるなどして頭に血が上り、脊髄反射的に全てのレスに再反論してしまう)、内容が薄かったり議論のための議論になりがちな点が上げられます。
もちろん掲示板の利用のルールなどは、それぞれの掲示板やその参加者がローカルルールとして設定して納得していれば問題ありませんし、発言内容が面白いかつまらないかは、発言する人、読む人によっても違いますから 「全レスはするべきではない」 などと決め付けるのはナンセンスです。 しかし 「書き込みボタン」 や 「送信ボタン」 を押す前に、そのレス、発言は、その場所にとって必要なものなのかどうかを、たまに考える契機にするのは賢いネットユーザへの第一歩かも知れません。
全レス宣言…これはこれで、面白いケースも
書き込みのスタイルのひとつとして、「○○な俺が全レス」 ってなパターンがあります。 ○○の部分には自分の大雑把なプロフィール要素が入っていて、例えば 「アメリカ在住の俺が全レス」 とか、「ゲーム会社で働く俺が全レス」 なんて感じになります。
この場合の 「全レス」 は、「どんなつまらない質問、些細な疑問にも全てお答えします」 という意味があり、こうした宣言をした人がその掲示板やスレッドの中心となって書き込みを進行します。 こうした宣言をする人は、しばしば 「面白い人」「筆の立つ人」 の場合も多く (まるっきりのハズレもありますがw)、表では聞きづらい内輪話や内部情報が聞けたり、 ネタ として楽しめる場合も多いようです。
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