同人用語の基礎知識

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初めての同人誌が通販だった…って人、結構昔は多かったです

 「通信販売」「通販」 とは、手紙や メール同人サイト などを通じて自分の 同人サークル で発行している 同人誌 の販売を行うこと、あるいは 読者 となる人が、自分の欲しい 「同人誌」 を買うことです。 一般の 「通販」 と、意味は同じです。 通販の代行を行う業者などもいるため、サークル自らが行う通販を 「自力通販」「自家通販」 などと呼ぶ場合もあります。

 「同人誌」 を売る方法には、コミックマーケット のような 同人誌即売会サークル参加 して 頒布 したり、書店委託 するなどの方法があります。 買う方は、イベント会場 や書店で、目当ての 「同人サークル」 の本を見つけて、購入することになります。 しかしこうした 「便利な場所」 ができて誰でも気軽に利用できるようになったのは比較的最近で、一昔前までは、同人サークルや同人誌の情報の掲載されたアニメ雑誌やコミック雑誌、同人情報誌などの 「通販コーナー」 とか、イベントで配布される ペーパー などを介して、本のやり取りするケースが多かったものです。

 今でこそ大都市に同人誌の書店がいくつもあり おたく街 などが登場したり、週末ともなればいくつもの 「同人イベント」 が方々で開催されるようになりましたが、1970年代や 80年代ともなると、「通販こそが、ほぼ唯一の同人誌と触れ合えるチャンス」 なんて人が、地方在住などでは多かったものです。

 もちろんその後も通販は継続して行われていますが、便利なサービスが増えたこと、とりわけ 18禁 なアダルト同人誌やコミックを見る目が厳しくなっていることによるイベントの一部自粛などもあり、「同人誌ブーム」「コミケブーム」 がありながらも、全体の割合では徐々にその数が減っているようです。

同人誌の通販の問題点はあれこれありますが…

 「同人誌の通販」 については、いろいろな問題点もあるようです。

 よく聞くケースでは、例えば 郵便事故 による トラブル、受験生などの中学生や高校生からの通販の申し込み (年齢を偽って申し込み) に応え、「アダルトな同人誌」 を送ったら、その保護者から苦情が来たなんてこともありますし、雑誌に掲載されるなどして突然大量の申し込みが来たことによる対応や発送の遅延によるトラブルや、さらには 「どこの誰ともわからない人に住所や名前を知らせる」 というリスクが、サークル側、申し込む側双方にあります。

 また送った同人誌が、たまたま雨や、郵便局員さんのミスで汚れてしまった場合の苦情対応や、定額小為替 などを使わずいきなり現金を送ってくる人のトラブル (発覚した場合には郵便局で、双方ともにかなり面倒な手続きをすることになります)、などなど、数え上げたらキリがないほどです。

 もちろんトラブルばかり恐れていては何もできませんし、通販にも良いことはたくさんあります。 単に欲しい同人誌が手に入る…というだけでなく、作家さんによってはちょっとした手書きの イラスト を同封してくれるケースもありますし (筆者 も、宝物のように大事にしているイラストが何枚もあります)、逆にこちらの同人誌を買ってくれた読者から、人となりがわかる丁寧な感想を貰って感激したこともあります。

 通販だ、同人 だといっても、最終的には人と人とのお付き合いですから、おかしな災いが降りかかるのを用心深く注意しながら、賢く通販を利用できると素敵ですね。

よく分からない長文の手紙…反応すべきか、やめるべきか

 通販申し込みの際、ちょっとした連絡事項や挨拶、コメント などが書き込まれている場合があります。 自分の同人誌の通販を頼むくらいですから、趣味 も基本的に近い人でしょうし、それが ファン レターだったり、過去に頒布した同人誌の感想だったりすると、嬉しいものです。 一方で、「???」 となってしまうような内容の文章を送りつけてくる人もいます。

 内容のおかしな手紙にもいろいろありますが、とりわけ受け取ると怖いのは、何かの宗教とか、政治的なメッセージ、自分の悩みなどを切々と書いたような手紙です。 その人の意見に全く同感で、その分野の話をもっとやりたい…と云うのなら別ですが、そうでないのなら、こういうものが同封されていても反応はしない方が良いでしょう。

 「仲間」 だと思われても、「敵」 だと思われても、後々面倒なことになるケースがあります。 通販は通販として 普通に こなし、手紙の内容については反応しないのが、筆者の経験上でも良いのかなと思います。

アニメ雑誌や同人情報誌とかのサークル紹介記事を読んで通販してました…

 筆者も昔はガリ版で作った同人誌を通販で販売したり (当時はそれしか方法がなかったですw)、雑誌で見た良さそうなサークルさんの 「同人誌」 を購入したり、ネット の時代になっても、自分のサークルのサイトで通販を行ったりしていましたから、「手紙でやり取りする」 という行為にかなり愛着があります。

 しかしこうした頒布方法は、段々と衰退していくのかなぁ…って感じがしますね。 まぁ 「書店委託」 なんかは、ある程度の 部数 が売れるようなサークルでないとなかなか取り扱ってくれませんし、イベントにもなかなか通えない、うちのような ピコ手 には、それなりの切実さもあったりはするんですが (^-^;)。

 もっとも、ペンで紙に を描き、それを 印刷 して同人誌にする同人活動を、わざわざ 「アナログ同人」 などと呼ぶほどネットでの同人活動が広まりましたし、ネットでのみ、そうした活動をする人もいます (オンライン専門、オン専で、温泉などと呼んだりもします…逆にイベントに行くことをオフと呼んだり)。 こうなると、通販そのものがなくなることはないにせよ、将来的にはかなり少なくなるんだろうなって感じはしますね。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2000年2月13日)
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