誤変換当て字のネットスラングといえば… 「氏ね」
「氏ね」 とは、「死ね」 の 誤変換当て字 による表現の一つです。 「誌ね」「市ね」「詩ね」 なども同じです。 意味はそのままですが、とっとと 死ん でくれ、もう黙れ、になります。 同じような使い方をする言葉に 逝ってよし などもあります。
香具師 や 漏れ、禿同 などと同様、誤変換当て字による典型的な ネットスラング の一種で、いわゆる アングラ系 とされる匿名系の 掲示板 をはじめ、ネット のそこら中で頻繁に見かける、ある意味でもっとも親しみのあるネット用語のひとつといって良いでしょう。
2ちゃんねるを中心に、広く使われるように
こうしたごく単純な誤変換によるネットスラングは、パソコン通信 の時代から無数の バリエーション が存在します。 中でも 「氏ね」 は、他人を 叩く ための罵倒語としてシンプルで使いやすいですので、その後も 「あやしいわ〜るど」 や 「あめぞう」 などの インターネット 掲示板でも頻繁に使われるようになり、1999年移行は、2ちゃんねる を中心としてさらにネット中に広がることになりました。
なお 「死ね」 ではなく 「氏ね」 なのは、ネット特有のシャレ (死ねよりは氏ねの方が表現としては軽い) のほか、万が一にも誹謗中傷による名誉毀損や脅迫罪などで通報などされたくないという自粛の意味や、一部の掲示板などで 荒らし の対策として、通常あまり使わない有害な文字列 (死や殺などの、危ない漢字) を掲示板の CGI でプログラム的に弾く 処理 (例えば サニタイジング などで有害文字列の 書き込み ができないように 設定 するなど) が行われていたケースもあり、これを避ける意味もあります。
ただし本当に怒ると、「死ね、氏ねじゃなく死ね」 なんて書いて不快感が本物であるとの意思表示を行うケースもありますから、やっぱり 「死ね」 よりは 「氏ね」 の方が、ニュアンス として軽く、相手に遠慮した書き方だと感じる人が多いのでしょうね。
なお タヒね という表現の仕方もあります。 この場合は意味は 「氏ね」 とほぼ同じですが、用語の成り立ちとしては誤変換当て字ではなく、倍角文字、あるいはインターネット時代の クサチュー語 のような形状のネットスラングとなります。






