制服にプラスすると破壊力が増す 「ニットベスト」
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ニットベストはかわいい (同人する子) |
「ニットベスト」(knit vest) とは、ニット素材で作られた袖がなくおおむねVネック (襟ぐりがV字型に開いている) の トップス のことです。
シャツやブラウスの上から重ね着するタイプが多く、着ぶくれしない薄手のものがよく選ばれ、秋から春にかけてちょっと涼しい時期に良く用いられます。 チョッキやジレ、主に学校の 制服 の一部として用いるものは 「スクールベスト」 とか 「スクールニット」(長袖のカーディガンを含む) と呼ぶこともあります。
素材は綿 (コットン) 100% のものから、綿混として耐久性などを重視してポリエステルやポリウレタン、ナイロン、レーヨンなどが入ったものや、温かさ重視でウールが入ったものなどもあります。 前開きのあるものや合わせてポケットがついているものも人気がありますが、多くの場合はプルオーバータイプ (頭からかぶって着るもの) でポケットもないシンプルなものが多いでしょう。
色 やネック・腕ぐり部分のラインのあるなし、ニットの編み方などは様々ですし、年齢性別を問わず用いられますが、近年にあっては中高生男女、とくに女子の衣服として認識されることが比較的多いかもしれません。 これは男子が夏場はトップスがシャツのみになりがちなのに対し、女子の場合はシャツの 透け 対策もあり、通年で使用するケースが増えているからでしょう。
また夏用にサマーニットとして薄手のものなども販売されています。 丈はウェストが隠れお尻にかかるかかからないか程度です。
夏場の透け対策もあり、通年でよく着られるスクールベスト
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学校指定のスクールベストも (同人する子・有明いく子・寐津菟かき子) |
制服としては ブレザー との組み合わせが多いものの、セーラー と組み合わせられることもあります。 Vネックのため リボンタイ や ネクタイ との相性も良く、丸首 (クルーネック) に比べシャープな印象でフォーマルな使い方も可能です。
編み目は細かく (細編み) てスムース編みのすっきりした印象のものもあれば、ざっくりとしたものもあります。 また袖はないものの肩の部分が大きく横に張り出して、陣羽織のようになっていることもあります。
身体にもよくフィットし、学校で具体的な既製品が指定されている場合、胸部分に校章などのワンポイントが入っていることもあります。 ない場合は生徒がおのおの自由に購入しますが、校則で色が指定されていることが多いでしょう。 濃紺を中心に、茶やグレー、クリーム、白などの スクールカラー が多い印象です。 かわいくて使い勝手の良い、ファッション性に優れた アイテム でしょう。
一方で日本ではVネックで薄手のニットベストは中高生のイメージが強くなりすぎ、近年では若者から中年世代あたりまでを中心に、普段着としてはあまり選ばれなくなった印象もあります。 中高年が仕立ての良い ボトムス やインナーと組み合わせて着ていると、大人っぽくてとてもおしゃれに見えるので、ちょっともったいないような気もします。
他方、丸首で全体的にゆったりとしたサイズ感でざっくりとした編み方をしたものは大人の女性のカジュアルな服としてよく用いられます。 柔らかな印象があり、フェミニンな着こなしとなるケースが多いでしょう。
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