同人用語の基礎知識

性別受け

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とにかく 「受け」 キャラをいじめたいんです! ><

 「性別受け」 とは、例えば男性キャラクターが女性の服装をしたり、場合によっては女性的な考え方や生体反応を行い、さらには体の一部分のみが女性化したり、極端なものでは顔と性別 (性自認/ 本人がそうだと思っている性、この場合は男) 以外は全て女性なんて状態、およびその状態を描いた作品や傾向のことです。

 ただし完全に女性になってしまうような 「性転換」「女体化」「性反転」 などと違い、あくまで男性は、男性のままです。 意味はそれぞれに微妙に違いますが、似た言葉で 「乙女受け」 とか 「姫受け」、主に男性が使う 「男の娘」(おとこのこ) なんてのもあります。

 なお 「受け」 となっているのは、キャラクター 同士の組み合わせ、カップリング において、「受動的」 な役割や性格を持つキャラを 受け と呼びますが、こうした性別・性差の倒錯・混濁が施されるキャラクターがしばしば 「受け」 なので、「性別受け」 などと呼ばれるようになっています。 もちろん 攻め 側のキャラの性別にジェンダー的な倒錯や混濁を持ち込む場合は、「性別攻め」 なんてのも当然考えられますが、数は少ない印象です。

 女性向けだけでなく、男性向けの レズ同人誌 で、攻め側が男性化して 「受けキャラ」 を攻めるなどという場合も昔からありますが、いちいち個別の名称はつけられていませんでした (まぁ 「コミケ」 後の打ち上げで酔いに任せてああだこうだと要素名や属性名を作ることはみんなやってますがw)。 このへんは、作者も 読者 も 「受け」 キャラに感情移入するケースが多いからこその専門用語化なのでしょうか。

いわゆる通常の 「やおい」 とは、一線を画する 「性別受け」

 ところで 「同性愛」 や、元々は同性のキャラの 「異性化」 による 「カップリング」 の場合、好きなキャラを異性に汚されたくないなどの作者、読者側の微妙でシンプルな ファン 心理もあるのですが、異性装 (男性による女装や、女性による男装) や性格の異性化などは、それとはまた違った複雑なファン心理や、ある種の性癖にも近い好み、萌え るポイント、萌え要素 があるようです。

 女装させられて羞恥で頬を染め戸惑う姿、多くの女性作者や読者が自身で持っている嫉妬や異性への憧れや恐れ、感情の爆発を、性別を転換せずに 「受けキャラ」 になぞらえさせるのは、よりいっそう、そのキャラの気持ちを自分のものとして理解し追体験することができ、また愛しさを燃え上がらせてくれます。

 一般の男女の組み合わせを ノーマルカップリング (ノマカプ/ ヘテロ) と呼びますが、それをせずに男性同性愛の やおい に進み、さらにそこから性別を混濁させて 「性別受け」 にする。 なんだか男性キャラ同士ってのを除けば一週回ってるじゃないか、って気もしますが、こうした段取り、順番を経てやっと辿り着く好み、ジャンル、何より萌える シチュエーション もあるってことなんでしょうか。

 ちなみに通常の 「やおい」 や BL (男同士の組み合わせ、正統派とも) を愛好する作家やファンの中には、これらを 邪道 だと考えている人も結構いるようです。 筆者も邪道だな…とは思いますが、それを踏まえた上で、「いやしかし、これはこれでアリだわ」 なんて感じられるのがなんとも。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2008年1月15日)
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