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マトボッククリ

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高貴な者のみその存在を知り楽しめる 「マトボッククリ」

禁断のマトボッククリ の存在が発覚した日韓友好の架け橋、enjoy korea
禁断のマトボッククリ の存在が発覚した
日韓友好の架け橋、enjoy korea

 「マトボッククリ」(Matobokkukuri) とは、日本国内において、高貴、もしくは極めて富裕な VIP のみが入手できる、優美で風雅な趣味の品のことです。 その ステイタス は非常に高く、マトボッククリコレクターと呼ばれる社会的に尊敬を受ける収集家も存在します。

 ただしその存在があまり公になることはなく、マスコミで報じられることもなければ、一般庶民は手に入れるどころか、見ること、話題に登ったのを聞くことすらもありません。 ごく一部の富裕層向けの 通販 サイトや、マトボッククリを所蔵している者たちだけで集う秘密のクラブなども存在し、きらびやかな噂だけが ネット で広まることにもなっています。

 なお入手には経済的、精神的に非常な困難を伴い、単に経済力があるだけでは触れることもできないでしょう。 「マトボッククリ」 に相応しい人格や家柄、そして何より類まれな幸運が必要です。 またそれら条件が揃いマトボッククリ入手の機会に恵まれて所有できたとしても、その維持や管理には莫大な費用がかかり、さらに有形無形の社会的な責任など、大きなリスクと負担が継続して必要となります。

Matobokkukuri Collections
完全会員制の極秘サイト
Matobokkukuri Collections

 ネット上でこのあまりに貴重で高貴な 「マトボッククリ」 の話がでたのは、2005年6月15日でした。 発端は、日韓親善の最前線、日韓自動翻訳掲示板の 「enjoy korea」(エンジョイコリア/ エンコリ) に、韓国人ユーザーの手によって書きこまれた 「日本人はこのごろ何の楽しさで暮していますか?」 という質問でした。

 さっそく日本人ユーザーがこの話題に レス をしたところ、超高性能で正確無比なエンコリの自動翻訳機能が炸裂。 次のような流れを生じて、禁断の 「マトボッククリ」 の話題が、期せずして現れてしまったのでした。

禁断の 「マトボッククリ」 がネット上に露出

: 日本人はこのごろ何の楽しさで暮していますか?
- マツボックリをコレクションしています。韓国には無い高貴な趣味です。
- マトボッククリコレクション?
- マトボッククリコレクションも知らないの? セレブのブルジョアな趣味だよ
- マトボッククリコレクションかぁ、私もやりたいけど、お金と余裕が・・羨ましい・・
- マトボッククリコレクションは、マトボッククリが手に入らないから手が出ない(-_-;)金も無いしね・・・
- マトボックククリクレイションが何なのかちょっとまともに言って見て
- マトボッククリコレクションをやる人がいたとは。ブルジョアだな。敵だ
- マトボッククリコレクションなんて環境に恵まれてなければできない(ToT)うらやましい
- くそ日本人たちマトボックククリコレクションが何なのか説明でもと言いなさいといったら..

「マトボッククリ」 とは何なのか…ネット上の叡智が結集

ハングル板
「2ちゃんねる」 の 「ハングル板」

 このやり取りはすぐに無数の韓国ウォッチャーが集う 掲示板2ちゃんねる などに伝播。

 すぐさま 「高貴な趣味」 の対象である 「マトボッククリ」 とは何なのかの話が熱気を帯びて討論され、ガイドラインのためのスレッドなどが作られる一方、様々な コラージュ作品 や関連サイトなども登場。 日本人に反発しながらも、日本の文化に興味津々の愛すべき韓国人ユーザーを騙す…いや、夢を与える活動に邁進しています。

 なお経緯は若干異なるものの、似たような流れで2011年1月に話題になったものに、禁断の日本伝統遊戯、イシマタラ悪魔仮面) というものもあります。 また自動翻訳機の ネタ で有名なものには ホルホル や、ハングルのスパムメールの文字化けが 元ネタ となるもので シコタホアコッックーカーキョッッョコッッョオョッソ も有名です。

2009年、惜しまれつつエンコリ終了へ…

enjoy korea
enjoy korea

 2002年6月の誕生以来、いくたの伝説に彩られ、多数の珍語、ネットスラング を生み出した 「enjoy korea」(向こうからみると 「enjoy japan」、NHN/ Next Human Network の運営、後に NAVER)。

 しかし大変に残念ながら、2009年2月20日にサービスの終了がアナウンスされ (新規ユーザー登録停止、一部機能縮小)、同年6月にサイトは閉鎖となってしまいました。

 伝統・文化などの歴史系の板は日本人ユーザーらの論破につぐ論破で、途中からほとんど日本人だけの状態になっていましたし、盧武鉉政権下 (2003年2月25日〜2008年2月24日) で相次ぐ対日強硬路線の法律が登場したり、ネットやネットの経済問題に関して様々な制限が加わっている時期だったので、これも潮時だったのかも知れませんが、とても残念ですね。 比較的初期のエンコリはとても面白くて、おたく 系やグルメ関係の板などは、結構賑わっていたんですが。

 日本でも日韓ワールドカップやらで韓国ネタが大きく盛り上がっていた時期 (色々な意味で) だったので、隆盛を極めた2ちゃんねるのハン板ともども、とても面白い異文化交流ができていました。 類似のサービスはその後いくつかでていますが、あの頃の面白さは、もうやってこないんでしょうかねぇ…。

 ちなみにサービス末期は利用者の数も少なくなっていましたが、いざサービスが終了とアナウンスされると、日韓ユーザーが互いに和解ムードとなり、「ありがとう」「楽しかった」「またどこかで」 と口々に相手をねぎらっていたのは、ちょっと感動的でした。

 ある意味これこそが、私たちの真の 「韓流ブーム」 でした (キリッ。 ありがとう、熱き心の隣国の友人たち…。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2006年8月5日)
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