同人用語の基礎知識

サークルクラッシャー/ サークラ/ 姫

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男ばかりのサークルに紅一点の女の子…「サークルクラッシャー」

サークルクラッシャー
天然なのか、それとも…男心を
惑わすサークルクラッシャー

 「サークルクラッシャー」 とは、メンバーが男性ばかりの学校の同好会や研究会、サークルFC などに飛び込んできた、1人もしくはごく少数の女性参加者のことです。 略して 「サークラ」「サークラ女」「クラッシャー系」 などと呼ぶ場合もあります。

 しばしば 「紅一点」 となるこの女性を巡り、それまで良好だったサークル内の人間関係がギクシャクしたり、色恋沙汰が発端で男性参加者同士の争いなどが生じて 「サークルがだめになる」 ことから、「サークルクラッシャー」 などと呼ばれるようになりました。

 言葉としては、いわゆる おたく っぽい傾向を持つ文化系サークルやその出身者の間で使われるようになり、女性個人を指したり非難する言葉というより、それに振り回される恋愛に不慣れな男性参加者の悲喜こもごもや、それを原因としてサークルが崩壊するさま (サークルクラッシュ) 全体を指して使われる場合が多い言葉となります。

 なお女性のことは、「姫」「クイーン」 とか 「女神」、「YL」(Young Lady/ 無線用語) などと呼んだり、ゲームサークルを崩壊に誘う独特な性格の女性を揶揄する 「粘着湯気女」(女性ゲーマーを表す言葉で、「RPGマガジン」 誌上で井上純弌さん、金澤尚子さんらのコラムで1993年頃にネーミング)、「サークル壊し系」 などと呼んだりします。 とりわけ 「粘着湯気女」 は、意味として 「サークルクラッシャー」 そのものといってよいでしょう。

 後にネットワークゲーム (ネトゲ) が台頭すると、仲の良いプレイヤー同士がゲーム内で組むチームやギルドを壊す人として、「チームクラッシャー」「ギルドクラッシャー」 などと呼ぶ場合もあります。 ただしネトゲの世界は女性の比率がとても高いので、文科系サークルにおける 「サークルクラッシャー」 とはニュアンスがかなり変わります (クラッシャー個人の性格的な問題がトラブルの原因となるケースが極めて多いです)。

SF、アニメ、TRPG、無線ラジオ…とにかく女の子がいないんです ><

華やぐきっかけでもあるけれど…
華やぐきっかけでもあるけれど…

 SF研究会やアニメ同好会、漫画研究会 (漫研)、無線 (アマチュア無線やハム)、カメラや天体観測、模型や鉄道、ミリタリーTRPG、釣りやギャンブル一般、初期の ゲーム やパソコン関連のサークルや趣味の集まりは、昔からむさくるしい男の牙城、女人禁制のような雰囲気があります。

 実際に参加している人の多くが男性ですし、女性が一人もいないサークルも珍しくありません。 こういう場に女性が一人だけ参加すると、多くの場合、「紅一点」「姫」 などと呼ばれ、男性参加者は物珍しさもあって、ちやほやとするものです。

 もちろんこれが良い方向へと進む場合もありますが、意図するしないに関わらず、参加者同士で対応の温度差がでてきたり、ある種の恋愛感情や、女性が自分以外の異性に優しく接することによる嫉妬心や怒りなどが芽生えるケースもでてくるものです。

 とりわけオタク関係の趣味は女性に理解されない趣味である場合が多く、世間的に虐げられる趣味だったりもするので、「いつもそばにいて優しく接してくれる」「自分の趣味の全てを理解し、あるいは共有してくれるかも知れない異性」 の存在は、ほとんど神々しいほどの魅力を持っています。

 しかし一方で、純粋に趣味を楽しみたいと思っている男性にとっては、気を使ったりトラブルの元になる女性はかなり 「邪魔」 なものです。 女性側に性格的な問題があるのなら彼女1人を追い出せばよいだけの話ですが、しばしば女性は普通にしているのに周りの女性に不慣れな男性が勝手に舞い上がって風紀が乱れているだけの場合もあり、その場合には理屈や筋目を無視し、強権的にある種の 「女人禁制」 のようなルールで決めてしまう場合もありました。

 この辺りは、いくつかの有名マンガサークルなどで、語り草・伝説化している人物やエピソードも含め、様々な噂話や面白い話などが昔からたくさんありますね。

とりわけ人間関係濃密なテーブルトークRPGや 「合宿」 などは…

 とくに 「TRPG」 は、男性が自分で作った女性 キャラ を操作することが非常に多い (現実の女性が参加するとしらける)、ゲームの世界観を破壊するリアル社会のいざこざをわざわざゲームに持ち込むのはご法度という独特な状況もあり、本来のサークルの目的であるゲーム内容にも大きな影響を与えてしまうものでした。

 女性の側の対応にも色々あり、ちやほやされることで舞い上がって勘違いしてしまったり、逆に 「趣味としてSFなり TRPG なりが好きで参加しているのに、異性としてのみ見られ変な気の使われ方をして悲しい」「好きで女に生まれたわけじゃない」 なんて思ったり、いろいろ悩みは尽きないようです。

 また コミケ などにあわせて 同人誌 (学漫誌) を発行する場合など、どうしても 徹夜 で合宿の作業になりがちで、男同士ならそこらの床で雑魚寝ができても、女性が一人いるだけで変な種類の気の使い方をお互いにしてしまう不自由さもあります。 まぁそれも含めて青春っちゃ青春ですがw

 なおこうしたケースの場合、女性の容姿や性格、男性側それぞれの異性に対する好みなどが関係性に影響を与えることもありますが、それよりはむしろ、こうした状況、シチュエーション が男性側の心理に大きなウェイトを占めるケースがしばしばで、外野から見るとさして魅力的とも思えない女性が中心だった場合、「なぜそこまで揉めるのか理解できない」「裏に何かあるんじゃないのか」 との不思議な印象をもたらす場合もあります。

破壊の女神…姫とお呼び!

 一方で、ハタから見ていると 「異性からチヤホヤされたいだけじゃないのか」「お姫様扱いされたいだけじゃないのか」 と思われる 「迷惑女」 として、こうした呼称を使うケースも実際にはかなり多いものです。 とりわけ 「粘着湯気女」 とか 「ゲーセンクイーン」「コンベンション女王」「オタサー姫」 などと呼ばれる一部の人たちや、初期の男性向け作品をメインとしたTPOをわきまえない コスプレイヤー などに対しては、かなり強い拒否反応を示す男性も多いものです。

 しばしばこれらの呼ばれ方をする女性は、思わせぶりな態度や八方美人的に愛想を振りまいて異性との付き合いに慣れていないオタク系の周りの男性をかどわかしたり、シンパや取り巻きを作って我が物顔で振舞ったりしますし、何かとトラブルを持ち込むので、「困ったちゃん」 として認識されるケースが多いものです。

 もちろん 「男女の関係」 などはお互い様の話であって、男女どちらかだけに責任を押し付けるのはフェアじゃありませんが、「わざわざ男ばかりの場所に出てくる必要はないだろう」 との批判には、それなりに説得力もあります。

わたし女だけど、この意見はおかしいと思うの

 こうした人たちは初期の パソコン通信 の時代にも現れ、誰も何も聞いていないのに、ことさらに女性であるのを書き込みなどで表したり、リアルアピール (ゲーム以外の日常生活の話や自己紹介のようなアピール) が多い、空気を読まずにやたら オフ会ネタ を書き散らすなどの傾向があり、こちらもかなり嫌われていましたね (さらに ネカマ直結 まで混じって大盛り上がりです ><)。

 まぁ実際はパソコン通信も、その後の インターネット の時代も、女性はそれなりの割合で存在してはいたのですが、ごく一部の勘違い女性のせいで、まともな女性参加者は、ずいぶん肩身が狭かったんだろうな…って感じはしますね。

ネトゲにおける 「姫」 の君臨

 一方で、女性の比率が極めて高いネトゲの世界では、女性だからトラブルになるというよりも、その人個人の性格的な問題がトラブルの原因となるケースが極めて多い独特なものとなっています。

 しばしばチームやギルドを破壊するこれらのトラブルは、ゲーム内で恋愛や結婚などが行われるようになってますます顕在化し、痴話げんかの末に分裂状態となってしまったり、ゲーム内、さらには現実世界でのストーカー行為など法的なトラブルに発展するケースも多く、事件化して新聞沙汰になるような問題なども起こっています。

 また他のチームやギルドで 「クラッシャー」 となっていた人 (ネトゲ廃人状態の姫、プリンセス) が、自らギルドを立ち上げ、逆ハーレム状態の女王として君臨する場合もあります。 もちろん集まっている人が姫の 信者ファン ばかりならば 「勝手にやっててください」 で終わりです。 しかしこうした人はしばしば初心者向けゾーンに常駐し、右も左もわからない新規プレイヤーを熱心に勧誘して独特のマイルールを刷りこんで人間関係トラブルに巻き込む場合もあり、それを嫌う新規プレイヤーが離脱しまくる、ゲームの評判が悪くなるなど、ゲーム全体で考えたら 「大迷惑だ」 なんてケースもあります。

 こうした行為を繰り返す女性のうち、なかでも極端なものを、「姫ではなく非女だ」 とし、非女 (ひめ) と呼ぶ場合もあります。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2004年9月12日)
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