同人用語の基礎知識

ライフライン/ ライフライナー

トップ 同人用語 項目一覧 ライフライン/ ライフライナー

テレビ番組 「グータンヌーボ」 への人気声優さん出演から… 「ライフライン」

 「ライフライン」(Life Line) とは、人気アイドルや声優、タレントなどの熱心な ファン を、盲目的にお金を払う 「金づる」(金蔓)、スポンサー、財布、ATMだとして罵倒する意味の言葉です。 略して 「LL」、「ライフライナー」 とも呼びます。

 2010年夏に言葉として登場し、ネット掲示板 やミニブログ Twitter (ツイッター) などで急速に拡散、以降も頻繁に使われるようになりました。

俺たちは金づるだったのか…切り捨てられるのか…一部ファンら激昂

平野綾さんのブログ 「綾魂日記」
平野綾さんのブログ 「綾魂日記」
ニコニコ動画には、平野綾さんの DVD を損壊する動画も登場した
ニコニコ動画には、平野綾さんの DVD を
損壊する動画も登場した

 2010年8月4日、人気 アニメ、「涼宮ハルヒの憂鬱」(谷川流/ 京都アニメーション) のヒロイン、涼宮ハルヒの声を担当していた人気声優・タレントの平野綾さんが、フジテレビ系列のガールズトークテレビ番組 「グータンヌーボ」 に出演。

 この番組中で、平野さんがファンにはショッキングな過去の恋愛話 (何度も付き合ったことがある、浮気をされたことがある、よりを戻されたことがある、複数の年上の男性を泣かせたことがある、など) を笑顔であけすけに行ったことから、いわゆる おたく とされるファンらが 「裏切られた」「絶対に許さない」 と激怒する事件が起こりました。

 この放映の前にも、かねてから平野さんがアニメ声優だけではなく一般のテレビタレントとしても活躍の場を広げたいと発言していたこと (声優の卒業宣言だと受け取られ不信感が芽生えていた、いわゆる アーティスト病 の疑惑)、それまではタブーとなりがちな恋愛話などを一度も行ってこなかったことなどもあり、この放送は格別なインパクトがありました。

 ファンらは 「俺たちアニメファンを切り捨てようとしている」「これまでの清純なイメージが崩れた」 と強い衝撃を受け、合わせて怒りのボルテージも急上昇。 過去の 中古ビッチ 疑惑でよく行われた アンチ 活動も活発化し、ニコニコ動画に平野さんの関連グッズをズタズタにした動画が登場したり、殺害を予告する書き込みなども発生。 またネットの掲示板や平野さんのツイッターアカウントなどが 炎上 状態となりました。

 その後8月6日になり平野さんは、自身の ブログ 「綾魂日記」 でコメントを発表。

 そこに、

 ツイッターで死ねとか嫌いになったとか書くのやめて。
 せっかくみんなとのライフラインができたのに。
 最強の私でもさすがに凹む( ̄▽ ̄;)

 などとあったことから、このライフラインが面白おかしくクローズアップされ、熱心なファン、いわゆる 信者) やお金を払う 養分 の意味で使われるようになりました。 ライフラインの 元ネタ は、この一連の流れとこのコメントによります。

現役ファン、元ファン、アンチ、野次馬も入り乱れ大騒動に発展

 本来はライフラインではなくパイプラインなりホットラインの勘違い、うっかりミスによる書き間違いだったのでしょう。 しかし 「ライフライン」=「電気やガスなどの生命線、物資の補給路」=「金づる」 とも取れるため、これが火に油を注ぐ結果となり一気に 祭り も加速。 「平野ライフライン事件」(HLL事件/ HiranoLifeLine事件) と呼ばれる騒ぎとなったのでした。

 8月30日になり、読売新聞で始まった連載エッセイ 「平野綾の負けず嫌いの法則」 を紹介するブログのエントリーの中で、「ライフラインで面白い解釈がたくさんあるようなので、私なりの答えを書かせていただきました。負けず嫌いは負けません!」 と、「金づる」 との解釈に異を唱えたものの (エッセイでは、「数多くの手段の中からやっと手繰り寄せた情報伝達の 「回線」 は、私にとって不可欠なライフライン」 との表現で、言葉は不便でなかなか上手く思いが伝わらないけれど、ネットは大切なファンとのつながり的な意味だと説明)、これもかえって 燃料 となる始末に。

 この 「祭り」 に参加したのは、実際は平野さんのファンだけではなく、単なる平野さんの アンチ (Anti-/ アンチファン) や野次馬による便乗の 叩き煽り も相当あったのでしょう。 しかし折から涼宮ハルヒの ネタオワコン として盛り上がっていたこと、過去にも人気が高まり声優から歌手やアーティストにシフトした女性声優が何人もいたこともあり (ほとんど全員が、それまでのファンからの支持を失い、新しいファンも開拓できずに消えている)、ライフラインが ネットスラング として定着することになってしまいました。

ついにツイッターでフォロワーと口論

 その後も平野さんはプロとしてアニメ作品などの仕事をしっかりこなす一方、2010年12月31日深夜から元旦にかけて、これまで公式には一度も訪れていなかったアニメ 「らき☆すた」 の 聖地、埼玉県の鷲宮神社にテレビ取材で駆けつけ、神社鳥居前の舞台で巫女姿を披露。 「初めて鷲宮神社に来ました」 と挨拶し、詰めかけたファンらに囲まれ場を盛り上げていました。

 しかし過去の公式参拝には参加せず、参拝者が大勢詰めかけ社会的な話題となるほど盛り上がった後での参拝となったこと、テレビ取材の形で単独での参拝だったことから、これはこれで、「テレビ取材なら行くのか」「いまさらなんだ」「自分は他の声優とは別格扱いか」 などと強く批判される状態になってしまいました。

ツイッターでついに怒り爆発?平野綾さん
ツイッターでついに怒り爆発?平野綾さん
平野綾オフィシャルブログ AYADAMA
平野綾オフィシャルブログ AYADAMA
「感じたことを書くね。」(2011年2月25日)

 一方2月23日〜24日には、ツイッターで 「目の前にすっごくカッコイイ人がいて、一目惚れしそぉになったの!」 との ツイート に対し、「素の自分を曝け出すのってある意味一番楽なんですよ」「他の声優さんは少なからず素の自分を殺して、ヲタに貢献してますよ」 と元平野塾生と称する フォロワー がツイート。

 他の声優さんたちはプロに徹し、自分をどのような層の人が支えてくれているか理解して、ファンが悲しむような発言はしないとの意見に対し、「聞いているのが阿呆らしくなってきました」「私は声優です。アイドルです。役者です。アーティストです」「変な業界観と恋愛観を押し付けないでください」「本人や大衆を相手に、顔も見せず堂々と悪口が言える。 便利な世の中になったことに感謝してくださいね」 などと反論し口論状態に。

 ツイッター内や掲示板、これらツイートをまとめたサイトなどにコメントが殺到する一方、25日になり、「平野綾オフィシャルブログ AYADAMA」 にて、平野さんの 「感じたことを書くね。」 と題したコメントもエントリー。

 このエントリーでは、自身のアイドル像を述べると共に、「私は不可能かもしれませんが、なるべく私に関わってくださる方一人一人と、向き合いたいと思っています。それこそ対等に。」「だから主張を聞いてほしいし、芝居に活かせるならば恋だってするし、経験を全て歌詞に書く訳です。」「まだまだ未熟者ですが、伝達はやめないつもりなので、今まで通りこれからも宜しくお願い致します。」 と、理解を求めています。 両者にはそれぞれ言い分はあるのでしょうが、ニュースサイトやまとめブログなどで取り上げられたことにより、ネット界隈で断続的に大きな話題に。

 さらにその後、2011年7月28日になり、平野綾さんらしき女性と男性との裸体・ベッド上でのキスシーンと思われる写真がネットに流出 (雑誌 「BUBKA」 9月号/ 国民的アイドル平■綾!?ニャンニャン写真衝撃流出!!/ 7月30日発売)。 この件について平野さん側、所属事務所側も沈黙を守っていたものの、8月20日になってそれまでの事務所スペースクラフト・エンタテインメントを退社し、Grick株式会社で活動を再開すると発表。 ファンクラブ (平野塾) は解散し、作り直されることとなりました。

 これら一連の騒動もあり、ライフラインという言葉が数度に渡ってさらに広まることとなりました。 なお事務所移転騒動の最中には、公式ブログでの8月12日の平野さんのコメント 「つーか、これからっしょ」「幾重にも重なった最早奇跡とも呼べる偶然の仕業」 との言葉も一部で流行しています。

人気にアンチはつきもの?

 2008年のいわゆる 「AYA STYLE 事件」(同名写真集でのビキニ水着のブラ部分の着用が上下逆さまで、おかしなスタイルになっていた) では、恐らくスタイリストの問題であって本人に何の責任もないのに叩かれまくったにも関わらず、ある意味で とも思えるチャーミングで絶妙な対応 (ラジオでネタめかして謝罪) でむしろファンを増やした平野さん。

 人気や注目度の上昇とアンチやバッシングの増加は比例するのだと思いますが、逆風が吹き荒れている中、これまで同様の素晴らしい演技や芸能活動で、ぜひファンを楽しませて欲しいものです。

この用語をブックマーク

関連する同人用語・オタ用語・ネット用語をチェック

(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2010年8月28日)
破線
トップページへページの先頭へ

トップ
 旧同人用語メイン
 同人用語辞典 収録語 項目一覧表
 同人おたく年表
 同人関連リンク
 付録・資料
サイトについて
書籍版について
リンク・引用・転載について
閲覧環境
サイトマップ
のんびりやってます
フッター