同人用語の基礎知識

属性名乗り

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プロフィール欄に長々と呪文が… 「属性名乗り」

 「属性名乗り」 とは、おたく腐女子コスプレイヤー といった人たちが、ツイッター やピクシブ、コスプレイヤーズアーカイブといった SNS などの プロフィール欄自己紹介 部分に、自分の好きな作品や 推しキャラクターカップリング、活動している ジャンル自ジャンル) などを、事細かに暗号めいた略語で書き記すことです。 そのまんまですが、自ら自分の 属性 を開示することからこう呼ばれます。

 また単に自分の趣味や好きな事以外にも、併せて自分の大雑把な年齢や性別などパーソナルな部分を書く場合もあります。 例えば 「成人済み ♀」 とか 「18↓ 生物学上は女」 みたいな感じです。 こうした自己紹介をする人は老若男女問わずいますが、とりわけ BL 関係の 同人活動 を行っている女性に多いイメージです。

 別に自分の アカウント のプロフィール欄や自己紹介欄なのですから、名乗りたければ名乗ればいいし、隠したいなら隠せばいいだけの話ですが、長文でかなり詳細に列挙している人も多く、部外者からは 「自意識過剰すぎる」 と冷ややかに見られたりもしがちです。 とはいえ行う人が多いのは、それなりに必要に迫られる理由があったりもします。

後々のトラブルを避けるために、求める人が少なくない属性名乗り

 例えば エロ18禁イラスト などを 投稿 している 鍵付き のアカウントに フォロー を申し込む場合、相手はこちらが未成年者ではないことを確認する必要があります (厳密な確認は無理ですが、きちんと確認の手続きを踏むことは自分の身を守るためにも大切でしょう)。 また一般に BL といった作品は女性の ファン が圧倒的に多いものですが、腐男子・腐兄 と呼ばれる男性のファンも結構います。 相手が自分と同じ女性だと思ってフォローを許可し、非公開の鍵のなかで女性同士の話をしているところに、男性が入ると困るという人もいるでしょう。

 またそもそも、フォローするにせよフォローしてもらうにせよ、公開制限機能のあるサービスでフォローする前に鍵付きアカウントの タイムライン を見ることはできないので、フォロー前に相手を知るにはプロフィール欄の情報だけが頼りという状況もあります。 単なる冷やかしによるフォロー申請や、自分の好きなジャンル以外の活動がメインの人、一方が 地雷 と感じるような活動をしている人を、それと知らずにフォロー許可や フォローバック すると、後でそれを知ってお互いに気まずい空気が流れることもあります。

 一般的にツイッターなどのプロフに何行にもわたる長文を書き込むのはあまり見栄えがするものでもありませんが、様々な理由や経緯があってそのジャンルの お約束 に沿った対応をしているだけの場合もあるので、「自意識過剰」「面倒くさそうな奴だ」 と第一印象だけで決めつけるのは相手が気の毒でしょう。

 ただし属性名乗りをする人がしばしば プロフ必読 を要求したり、あれこれ規約的な決まり事を設けたりするので、書くのも読むのも苦手だし面倒だという人も少なくありません。 またジャンルをコロコロと変える人がプロフの書き換えを忘れていて、「プロフと実際の活動内容が違う、嘘をついている」 との誤解から非難を招くこともありますから、無理のない範囲で名乗るようにすれば良いでしょう。

 なお名前や住所、学校名や勤務先名といった個人情報をそのまま書いたり、多少ぼかしてもおおよその見当がついてしまうような内容をプロフ欄に書くのはやめましょう。 何かトラブルが生じた時、特定 されてネット以外のトラブルや被害に巻き込まれることにもつながります。

意識高い系・何らかの思想信条に沿った論客的な人・属性が個性になった人の名乗り

 一方、趣味の世界ではなく、ビジネスや思想信条の部分で、やたらと長い属性名乗りをしているケースもあります。 例えば 意識高い系 と呼ばれる人なら、自分の出身地や学歴、所属している会社や団体、社会運動や慈善活動などの履歴、繋がりがあったり尊敬するビジネスパーソンや インフルエンサー などの名前がずらずらと列挙されがちでしょう。 また政治や経済、社会問題に関する運動を行っている人なら、自分の主義主張をあらわす言葉 (自由・平等・人権・博愛・多様性を指すような意味の新しめなカタカナ用語が多い) を並べているでしょう。

 これらは属性名乗りというか主義主張名乗りというか、むしろ一昔前のヤクザがやっていた 「御控えなすって、手前生国と発しますところ…」 の 「仁義」 を切る時の口上に近いイメージです。 基本的に真偽不明でやたら長くて華々しい経歴や思想用語を散りばめた名乗りをする人は、立場はどうあれ面倒な人が多いので (偏見ですすいません)、関わらない方が良いでしょう。

 また自分が過去に受けた何らかの犯罪被害やいじめ・迷惑行為といったトラウマや 病気 や障碍といった身体的な悩み、経済的な困窮状況などを延々と履歴として記していて、それがその人の個性や存在証明、あるいはほとんど唯一のアイデンティティとなっている人もいます。 社会運動や問題提起、ある種の啓蒙を目指した前向きなものであればとても貴重な現場の声ともなりますが、ひたすら 呪詛 のように恨み節や不平不満、他者への攻撃など負の感情をむき出しにして吐き出しているだけの場合も、近寄らない方が無難かも知れません。

 もちろん寄り添う気があるのなら共感して積極的に関わるのも一つの考え方ですが、自分にも何らかの負の条件や感情がある場合、引っ張られる場合もあります。 被害者アピールが過剰で他罰性の強い人と付き合うのは大変です。 適切な距離感は保つ方が良いかもしれません。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2014年10月21日)
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