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大好きな作家、憧れの絵師のイラストをゲット…「スケブ依頼」

スケブ依頼
スケブ依頼…こんな絵を描かれるスケブが
本当に気の毒

 「スケブ依頼」 とは、好きな 同人サークル絵師 さんに頼み込んで、自分の スケッチブック (スケブ) に イラスト を描いてもらうことです。

 描く側がそれを了解すること、あるいは 「依頼を受けてますよ」「スケブ描きます」 と宣言することは、スケブOK などと呼びます。

 「スケブ」 とは画用紙などを束ねて綴じたノートのようなものですが、同人誌即売会 などで サークル参加 しているサークルさんの サークルスペース までそれを持参し、その場でイラストや やサインなどを描いて貰います。

 プロの 作家 などが書店や ファン への感謝祭などで行う 「サイン会」 に近いイメージですが、当然ながらサークル側にそれをやるべき義務も責任もありません。 あくまで 「厚意」 からであって、「少なくとも描くよう努力はすべきだ」 という理屈も通るものではありません。 誰だって、イベント の参加の最中は忙しいのです。

 また 「スケブ依頼」 そのものを避けたり嫌うサークルさん、やりたくても時間的に都合がつかないような場合 (既に何冊ものスケブを預かってしまった、スペースに 同人誌 の購入希望者が集まって忙しい、など) もありますから、その時々の状況などを考えて、「スケブOKかどうか確認」 した後に、OKならば 「相手の身になって考えてお願いする」 という姿勢が大事です。

スケブのサイズは? 画材は? リクエストは?

 販売されている 「スケブ」 には様々なサイズがありますが、B5かB6、A5程度の 「小ぶり」 なものが良いと思います。 余りに大きいものは邪魔な上に描くのが大変ですし、逆に小さすぎるのも描きにくいものです。 事故を防ぐため、表紙にはしっかりと自分の名前を書くようにしましょう。

 また 「スケブ」 を預ける際に、画材 (色鉛筆やサインペンなどの道具) をこちらで用意したり、お礼代わりのちょっとした 差し入れ (お菓子や飲み物など) は、あってもいいかも知れません。 ある程度の規模のサークルならともかく、新参や ピコ でスケブをやったことがないサークルさんなどは、画材などの準備をしてないケースもありますし、「差し入れ」 はよほど非常識なものでなければ、原則として貰う方は嬉しいものです (何が入ってるかわからない手作りのものとか、臭うもの、アイスのように溶けたり手が汚れるものなどは基本的にNGです)。

 描いて欲しい キャラ がマイナーだったり、普段その作家が描いていないキャラの場合には、資料となる本とかイラストを持参すると良いでしょう。 慣れてないキャラ、初めてのキャラ、描くのに異常に時間がかかるキャラはダメというケースも多いので、その場合に備え、リクエストする候補をあらかじめ複数決めておくのも大切です。 あと 健全 のサークルに エロ を頼むのは遠慮した方がいいかも知れません (交渉次第ではありますが)。

「スケブ依頼」 をする場合、一体いつ、どのタイミングで…

 常識的に考えて、忙しそうにしているサークルさん (長い行列ができているなど) には、そのタイミングで依頼すべきではないでしょう。 またイベントの終了間際に依頼されても困ってしまいます。 そうしたタイミング、時間帯はなるべく避ける配慮が必要です。 そうでない場合には、スペースに立ち寄ってお願いすることになりますが、「先着順」「早いもの順」 の場合が多いので、なるべく早めに訪れて依頼するのが良いでしょう。

 またスケブ依頼を受ける際に、サークル側で何らかの 「条件」 をつけている場合もあります。 例えば発行している同人誌やその 新刊 を買ってくれた人だけOKです (購入者のみスケブOK) とか、描くキャラクターなどは描く側が決めますとか (これこれのキャラや カップリング でしか描けませんとか)、あるいは同じ ジャンル でサークルをやっている人だけOKで 一般参加者 の依頼は無理です (スケブ依頼を互いにして交換しましょう、いわゆるイラスト交換 (イラ交) とか) …などです。

 一概にはいえませんが、「購入者のみスケブOK」 あたりが一番多いのではないかと思いますが、この場合は当然ながら、それを尊重するようにしたいものです。 なおまれに 「スケブ1ページ○円」 みたいに、スケブ行為を有料で請け負うサークルもありますが、これについてはケースバイケースとはいうものの、おおむね批判されがちなスタイルとなっています。

「スケブ依頼」 をする時の、ちょっとしたマナーとか…

スケブ依頼って緊張するよね
スケブ依頼って緊張するよね

 スケブ依頼をしたら、絵が出来上がるまでそのスペースの前でじっと待つのではなく、いったんスケブを相手に預け、その場を離れる配慮も必要です。

 サークルスペースの前に立ちふさがられると邪魔になって迷惑ですし (そのサークルさんだけでなく、両隣のサークルにも迷惑です)、目の前でじっと見られたり話しかけられると集中して絵を描けないこともあります。

 もちろんここらはイベントや状況によって、あるいは相手の性格や考え方、互いの親密度などによってケースバイケースですが、その場を離れ30分から1時間程度時間を開けてから再度訪れて受け取るとか、「何時頃に受け取りに戻れば良いですか?」 などと尋ねて、その約束を守るようにしたいものです。

 なお、当たり前の話ですが、スケブを預けたら絶対にそのイベントの当日中、終了までに、きちんと回収に戻るようにしましょう。 そうしないと預けられたサークル側は誰に返したら良いかわからず、イベント会場 が片付けられる中で待ち続けることも移動もできず、かといって勝手に持ち帰ったり捨てるわけにもいかず、大変な心配と迷惑を掛けてしまいます。

 また複数のスケブを持ち込み、「友達の分も一緒に描いてください」 などは、常識的に考えて差し控えるのが当然でしょう。 共同購入 などをしていると、複数の用事をそれぞれ手分けして行うケースもありますが、それは共同購入している側の勝手、都合であって、サークル側に協力してあげなければならない義務も責任もありません。

 それと、スケブにはきちんと名前を書いておいて、受け取りの時にその名前を名乗るようにしましょう (別に本名でなくても良いですが)。 これは、サークル側で複数のスケブを預かっている時に、本人確認ができないと非常に困るケースがあるからです。

 過去に 大手サークル の人気作家の絵が描かれたスケブを、顔を覚えられていないのをいいことに本人ではないのに自分のスケブより充実しているからと偽って持ち帰る人が問題になったこともあります。 自分だけでなく、周りの人が悲しい思い、迷惑をしますから、「万が一にきちんと備える」 のはとても大切です。 名前のついでに メール のアドレス (メアド) や携帯電話の番号 (状況によりますが)、ブログツイッター をやっていればそのアカウントや URL などを書き添えてあったら完璧です。

「持ち帰り」「宿題」 などの場合は…

 サークルや作者によっては、「次の○○イベントまでに描いて持ってくるから、それでもいい?」 といったケースもあります (逆に依頼側がそれを持ちかける場合もあります)。 人気のあるジャンルですと オンリーイベント などが頻繁にありますし、こうした 「持ち帰り」「宿題」 のようなスケブ預かりを実際にやってる人も結構いますが、万が一のこと (スケブを紛失するなど) があったら一大事です。

 当事者同士の合意が取れていれば構わない話ではありますが (うちも何度か預かったことがあります)、日頃よく絡んでいる、連絡先を知っているなど、よほど親しい相手でなければ、やらないに越したことはないと思います。 また郵送などの受け渡し方法は、万が一にも 郵便事故 が起こったら最悪の結果となりますから、絶対にやらないようにしましょう。 最悪、大事な趣味の友達を失うことになります。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 1999年8月20日)
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