頭身規制とは、コンピュータソフトウェア倫理機構による自主規制のひとつです
「頭身規制」 (5頭身規制) とは、コンピュータソフトウェア倫理機構 (ソフ倫/ EOCS) によるアダルトゲーム、美少女ゲーム (エロゲー) などについて、児童や幼児を連想させる頭身の低いキャラクターを自主的に規制してなくしましょうとの取り決めのことです。 「ソフ倫ロリ規制」 などとも呼ばれます。
自主規制については、1991年10月18日に発売されたアダルトゲーム 「沙織 -美少女達の館-」 (フェアリーテール/ FAIRY TALE) の男子高校生の万引き事件をきっかけとするアダルト美少女ゲームのバッシング (いわゆる 「沙織事件」) を発端として設立された 「ソフ倫」 によって数年おきに段階的に行われていますが、一連の自主規制のうち、この5頭身規制は 2005年になって始められました。 ネットでは規制に先立ち情報が流れ、この年の梅雨あたりには話題になっていましたね。
実年齢のない架空のキャラに年齢制限をかける意味は…?
一般的にマンガは、劇画やリアルな絵柄のものでなければ 「頭」 は大きく描く場合が多いですし、SDキャラのように頭身を極端に下げるデフォルメは可愛らしさの表現として、あるいはマンガの表現方法そのものとして昔からあるものです。 これによって商業 18禁美少女ゲームはそれらのデフォルメが許されなくなり、またほぼ 「ロリコン」 ものやそれに近いキャラのものが作れなくなったと云って良いでしょう。
まぁ実際は、パッケージに描かれたキャラの紹介イラストの全身像と、エッチをしているイベントCGとで微妙に頭身が違っていたり、とりあえず全身ではなくバストアップなどの体の一部だけなら頭身はあんまり関係ないとか、業界も業界団体もクリエイターもユーザも、いろいろと四苦八苦しているようですが (ユーザーの不満の声もかなり大きいですし)、これもまた時代の流れなんでしょうかね。
なお年齢の記号としての幼稚園児服や 「ランドセル」 などの登場キャラの着用は 2001年から、2004年からは 「小学生」 や 「中学生」、「高校生」 や 「ロリ」「ロリータ」 などの未成年を連想したりその年齢を感じさせる言葉や言葉による設定が自主規制として実質禁止されています。
健全な自主規制は、業界やメーカー、さらには 「アダルトゲーム」 という文化そのものを守るために必要だと思いますし、「表現の自由」 だからと何でもやっていいという訳でもないでしょう。 ただしあくまでも架空のキャラクターは架空のキャラクターです。 この種のゲームと、児童が被害者となる性犯罪との因果関係はまったく立証されていませんし、統計的には、むしろ一貫して減り続けていた児童が被害者となる性犯罪が 「児ポ法」 施行後に増加に転じてるデータもあります。
守るべきものは何なのか、それを達成するためには何をすべきなのか。 「魔女狩り」 のようにあれもダメ、これもダメ、不愉快だ、目障りだ、では、何も解決しません。 日本は先進国の中で飛びぬけて児童性犯罪が少なく、安全な国です。 やたらと狼が来ると叫んで罪のない娯楽やそれに携わる人間を叩くのはやめてもらいたいものです。
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