同人用語の基礎知識

ゴキ腐リ

トップ 同人用語 項目一覧 腐女子 ゴキ腐リ

同人世界のお約束・マナーをことごとく無視… 「ゴキ腐リ」

 「ゴキ腐リ」 とは、腐女子 と呼ばれる人たちのうちでも、マナーがまるでなく他人に迷惑ばかりかける人たち、同じような ジャンル で活動している人たちから嫌われている 「自称腐女子」 の人たちです。

 不快害虫の名前がそのまま使われている言葉で、数ある腐女子系の言葉の中でも最上級の罵倒・侮蔑語ともなっていますが、腐女子や 同人 (とくに 芸能同人・ナマモノ などの 二大禁) の関係者ではない人たちが、「腐女子全体を悪し様に呼ぶ言葉」 として盛んに使っている部分もあります。

 ただし、ある程度事情を知っている男性が、一般に男性向けとされるような少年誌や特撮関連で大騒ぎする腐女子全般を侮蔑的に呼ぶケースもあります (言葉として広まった大きな発端のひとつ)。

 通常、女性の腐女子とそうでない人、あるいは男性の おたく などは、日常生活でも 同人イベント でも ネット のコミュニティでも、驚くくらい接点が少ないものですが、ニコニコ動画などではバッティングするケースも非常に多く、少年漫画原作の動画などに腐向けタグをつけて回る、声優やアイドルなどに腐っぽいコメントをつけまくるなどが目につき、それを嫌うユーザーらの激しい批判に晒されるケースもあります。 いわばそうした悪意が可視化されたのがこの言葉ということにもなるのでしょう。

発端は、アンチ腐女子の特定ユーザーによる数多くの書き込み

 なお言葉の成り立ちは腐女子の 「腐」 を何かに当てはめる単純な 誤変換当て字 であり、こうした使い方はポピュラーとなっていますので、この 「ゴキ腐リ」 も以前から散発的に出てはいたのでしょうが、とりわけ注目を集めるようになったのは、2007年頃よりある特定のユーザーが 2ちゃんねる やニコニコ動画を中心にこの言葉を多用していたことが発端にあります。

 その人物は上記のような 「迷惑な腐女子」 のみを罵倒するというより、それを含め全ての腐女子的なものへの嫌悪をこの言葉であらわすような使い方をしていたようです。 こうした経緯もあり、この言葉を当の腐女子自身が 「迷惑な腐女子に対する罵倒語」 の意味であれ何であれ使用することへ強い違和感や不快感を覚えたり、そもそもこうした言葉自体の存在が許せない、一部の非常識な腐女子に向けているようでも結局は腐女子全体への蔑称として定着してしまう、自分の趣味や自らを損なう言葉で使うべきでないと考える人も少なくない状態となっています。

 使うと何かと荒れる言葉ですし、筆者個人としても大嫌いな言葉の一つですし、使わずに済むならわざわざ使わない方が良い言葉なのかも知れません。

マナーを守らず、表でBL・二次創作の話題で大騒ぎ

 一般的に 「ゴキ腐リ」 は、若年層に多いと云われています (ただし、しっかりした考え方をしている若年者もいますし、いい年をしてマナーのなってない人もいます)。 腐女子が好む BLやおい (男性同性愛的傾向を持つ 二次創作 が多い) の作品が好きになるのは良いのですが、こうした世界特有の慣習やマナー、エチケットなどには興味を示さず、場の空気も読まず、自分勝手・自分優先で場を踏み荒らすような行為を繰り返すケースが多くて 「迷惑だ」「痛い」 とされるのですね。

 また若年層なので当然といえば当然ですが、新参・ニワカであるケースも多く (今が旬、メジャーなジャンルの作品や キャラカップリング だけを好む傾向が強い)、どうせ新しい作品やキャラが現れるとあっさり新しい方へ移動するくせに、そのジャンルにいる時だけは、常軌を逸した 「自分はこのジャンルが好きなんだアピール」 を行い、他のジャンルやマイナーなジャンルを 叩く など、何かとトラブルを起こすケースが多いのも特徴でしょう。

 その他のよくあるケースでは、公式の マンガアニメ、芸能人の ホームページブログ のコメント欄、ツイッター のアカウントなどに同人の ネタ や BLの話を書き込む、検索避け もせずに誰でも見ることができる場所にそうした情報を堂々と書き込むなどが上げられます。

 また商業タイトルの二次創作の 同人誌 を誰でも見ることができる一般・公共の場で読んだり、同人要素 のある話題を大声で話す、さらには未成年なのに 18禁 の同人誌を手に入れて読んだり、それをわざわざ自慢気に吹聴して回ったりもします。 さらにそれを他人から注意・批判されると、責任逃れや逆切れまでします。

何か問題が起こったら、大勢に迷惑がかかるのに

 版権もの の二次創作などは 著作権 の上では危うい存在ですし、未成年者の18禁本の閲覧は、場合によっては親や学校を巻き込んで大騒ぎになる危険性を持っています。 また問題にならなくとも、例えば同人活動のモチーフとなっているタレントさんや所属事務所がこうした問題を強く認識し、公式に 「やめてくれ」 などと発表したら、そのジャンルは消し飛んでしまいます。

 こうした点を踏まえ、多くの人が 自主規制 のカタチでマナーやルールを作り自分たちの世界を守るために我慢すべきところでは我慢しているのに、それを無視するのが許せないのは理解できるところでしょう。

 またこうした事情もあって、腐女子系の同人サイトなどでは 鍵付き のページにしたり、パスワード請求 が前提のサイト作りになっているのですが、そうしたパスワードをあちこちで聞いて回ったり、パスワード発行条件にクイズが使われることがあるので (クイズ制同人サイト)、そのクイズの答えを聞いて回るなど、目立つ形で迷惑行為を繰り返すのが目障りに感じる人が多いこともあるのでしょう。

 さらに酷い人になると、他人の イラスト を無断転載して使ったり、これは自分が描いたなどと作品を剽窃するケース (ここまでくると、すでにゴキ腐リの範疇も超えている気がしますが…) もあります。

ゴキ腐リだと主張してる方こそ実は…的な

 ただしこうした言葉には、「あいつはゴキ腐リだと主張してる方こそ実はゴキ」 という部分もあるのが難しいですね。 単なる私怨からマナーを守っている人をゴキ腐リ呼ばわりしている人もいますし、ゴキ腐リという言葉が広まるにつれ意味も拡散し、何でもかんでもゴキ呼ばわりになっている状況もあります。

この用語をブックマーク

関連する同人用語・オタ用語・ネット用語をチェック

(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2008年11月16日)
破線
トップページへページの先頭へ

トップ
 旧同人用語メイン
 同人用語辞典 収録語 項目一覧表
 同人おたく年表
 同人関連リンク
 付録・資料
サイトについて
書籍版について
リンク・引用・転載について
閲覧環境
サイトマップ
のんびりやってます
フッター